【自民党総裁選】松江市で演説会 候補9人がそろい踏み 1200人超が生の主張聞く(島根)
山陰中央テレビ 配信より
【自民党総裁選】松江市で演説会 候補9人がそろい踏み 1200人超が生の主張聞く(島根)(TSKさんいん中央テレビ) - Yahoo!ニュース
山陰中央テレビ
自民党の総裁選挙で、9月27日の投票に向け論戦が繰り広げられる中、
20日松江市に9人の立候補者がそろい踏み、演説会でそれぞれの主張を訴えました。
立候補者の生の声を聞くことができる貴重な機会に、1200人を超える人が詰めかけました。
櫃田優果記者: 演説の開始まで1時間以上ありますが、候補者たちの生の声を聞こうと
幅広い世代の人たちが詰めかけています。
会場の松江市のくにびきメッセには、開会前から長蛇の列。県の内外から、
党員・党友だけでなく、一般の県民なども集まりました。
参加者: 広島県から来ました、16歳で高校2年生です。
政治に興味があるのはもちろんだが、この中から総理大臣が必ず選ばれると思うと、
ひと目見たいと思って。生で話を聞くと、より自分も政治に興味を持てると思って来た。
参加者: 国防について是非聞きたい。
参加者: 鳥取から石破さんの応援に来た。
お揃いの衣装で気勢を上げるのは、お隣・鳥取からやってきた石破元幹事長の支援者です。
「燃えろ!石破!炎のように」 政府・与党の幹部が顔をそろえる演説会、
報道関係者も含め、全ての入場者に対し、金属探知機を使った手荷物検査を行うなど、
会場では厳重な警備態勢が敷かれました。
午後3時に演説会がスタート、用意された約1200席は全て埋まり、立ち見も出ました。
演説は、立候補者1人につき持ち時間は10分。島根の聴衆の関心が高い地方活性化についても
各候補が政策や主張を訴えました。
河野太郎氏: しっかりと民間企業に最大限その力を発揮してもらえるように、
規制を改革していく。傷ついても将来のために必要な改革を今やり遂げていく。
石破茂氏: 若い女性が留まってくれる地方とはなんだ?ということを本気で考えないと、
人口はどんどん減る。やっぱり鳥取・島根ここから新しい日本を作っていく。
私はそういう考えで総裁選挙に臨んでいる。
茂木敏充氏: 私も田舎に生まれました。分校育ちです。
中山間地域でも農業を営める形を作らないと、国土の保存もできない。
手厚い支援策を展開していきたいと思う。
高市早苗氏: どこに住んでいても安全に生活することができて、
必要な医療や福祉を受けることができて、質の高い教育を受けることができて、
働く場所がある。こういう日本を列島を作っていきたい。
小林鷹之氏: たたら製鉄という伝統産業、今は島根にしかありません。
世界に誇れる特殊鋼材産業がある金属素材のグローバルな研究拠点をこの島根に作っていく。
林芳正氏: 私の地域活性化のモデルは、実は海士町である。
イワガキや和牛をブランド化して、
そこで売るのではなくて東京で勝負する。
その人たちにお金を落としてもらう。これを一生懸命やって参ります。
小泉進次郎氏: 選択的夫婦別姓の導入も私はやりたい。自分らしい生き方、
働き方ができるいくつものレールを日本に作る。人口が減るのが明らかな中で、
次の世代に希望が持てるわけがないと思う。
上川陽子氏: 少子化の流れを止める。地方留学でふるさとを持つ子どもたち、
公的機関を地方に分散をしていく、工場も会社もしっかりと分散をしていく。
加藤勝信氏 給食費、子ども医療費、出産費用、地域によって違う。私はこの3つの費用、
負担をゼロにすることによって、どこに住んでいても同じように支えられる国を作っていきたい。
演説会は午後4時半過ぎに終了。
立候補者の生の訴えを聞いた参加者からは…。
自民党員: 参考になりました。直接聞くと伝わるものがあるので、あと人柄と考え方がよくわかりました。
皆さんそれぞれ少し違っているところがよく聞いたらあったので、より明確になったと思う。
地域のこと、日本のことをちゃんと考えているかどうかが大いに参考になった。
もう少し聞きたかったが、皆さまの思いを地方に対してどう思っているか聞けて良かった。
岡山からの参加者: 討論があると思って来た。それぞれの主張だけだったので、肩透かし。
自民党総裁選の地方演説会は、立候補者の地元を避けて会場が選定されるのが慣例で、
今回は、松江市など全国8か所で開催。
山陰両県では、2008年に出雲市で開かれて以来、実に16年ぶりです。
今回の松江での演説会には、4月に行われた
衆議院島根1区の補欠選挙で自民候補が敗北を喫したことを踏まえ、
党としての覚悟を示し、「保守王国」と呼ばれる
島根県内の党員・党友の支持回復につなげるねらいも込められました。
各候補の「生の訴え」は党員・党友に届くのか、投開票は9月27日に行われます。
山陰中央テレビ
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