自民党総裁選告示、島根県連「特定候補支援せず」 国会議員割れる

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垣花昌弘

 

自民党総裁選告示、島根県連「特定候補支援せず」 国会議員割れる [自民] [島根県]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

自民党島根県連事務所に掲げられた総裁選ののぼりとポスター=2024年9月12日午前10時51分、松江市、垣花昌弘撮影

 

 12日に告示された自民党総裁選。過去最多の9人が立候補し、かつてない乱戦の様相を呈している。

 

自民党島根県連は「組織として特定の候補を支援しない」としており、県連所属の国会議員も対応が割れている。

 

 「東京一極集中の是正は地方をよく知った方でないと進められない。(4月の)補選の敗因の一つ、裏金問題の解決も必要。自民党再生のリーダーとしてふさわしいのは石破茂先生だ」

 

 8月25日、島根県雲南市であった自民党木次町支部総会。出席者から、総裁選で石破元幹事長を支部で推薦する議案が提案され、拍手で承認された。

 

「総裁選が自民党再生の第一歩になることを期待している」と総会冒頭にあいさつした吾郷広幸支部長(76)は、7月の県連大会で、石破氏への県連推薦を求める動議を出したこともある。

 

 吾郷支部長は取材に対し、「政治とカネ」の問題でいまだ自民党に厳しい目が注がれているとして「(総裁が)ほかの候補だと自民党が変わったということにはならない。石破先生は山陰出身で、地方のことがよくわかっている」と話す。木次町支部は石破氏のリーフレットを党員に配って投票を呼びかけるという。

 

 隣県・鳥取出身の石破氏への期待は高い。茂木派を退会した青木一彦参院議員(鳥取・島根選挙区)は石破氏の選挙対策本部長代理に就任。舞立昇治参院議員(同)も石破氏を支援する。

 

 一方、茂木派の2人は対応が分かれた。高見康裕衆院議員(島根2区)は派閥の領袖(りょうしゅう)の茂木敏充幹事長を推す。

 

10日に松江市であった県連拡大役員会に出席した高見氏は報道陣の取材に「東京一極集中是正を目玉公約に掲げ、世界の指導者と対等以上に渡り合える強いリーダー」と語った。

 

 茂木派もう1人、三浦靖参院議員(比例特定枠)は派閥内の加藤勝信官房長官を支援する。加藤氏の父は島根県江津市出身だ。

 

 次期衆院選で島根1区から立候補予定の高階恵美子衆院議員(比例中国ブロック)は態度を明らかにしていない。10日の会見では「最後に投票する人を決めるスタンス。誰を支持すると明言するつもりはない」と述べた。

 

 県連の園山繁幹事長は「県連として特定の人を支援、推薦することはしない。党員の皆さん個人の判断で自由闊達(かったつ)な選挙運動、支援活動をしてほしい」と話す。

 

20日には松江市で全候補者がそろう演説会が予定されている。

 

(垣花昌弘)

 

私のコメント :  令和6年9月15日、9月12日に告示された自民党総裁選。過去最多の9人が立候補し、かつてない乱戦の様相を呈している。自民党島根県連は「組織として特定の候補を支援しない」としており、県連所属の国会議員も対応が割れている。