山口県の3市、議決が必要な物品を議会経ず購入…教員用教科書や指導書など
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山口県の3市、議決が必要な物品を議会経ず購入…教員用教科書や指導書など(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
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山口県内各市で市議会の議決を経ずに契約を結ぶミスが相次いでいる。
8月下旬に防府市で明らかになって以降、下関、山口、岩国の3市でも判明した。
いずれも条例上、議決が必要な2000万円以上の物品購入で、市議会に追認などを求める事態となっている。
下関市では、市教育委員会による小中学校の教員用教科書と指導書の契約で必要な議決がなかった。
今年度までの10年分を調べたところ、2020~24年度の計5件で総額は2億1715万円。
担当者は「議決の必要がない消耗品」と誤認していた。
山口市は、記録が残る5年前まで遡って調べた。下関市と同じ教員用教科書と指導書に加え、
山口市不燃物中間処理センターの部品調達で同様のミスがあった。
19~24年度の計6件で総額は2億5294万円に上った。
伊藤和貴市長と副市長、教育長の給料を減給10分の1(1か月)にする方針。
岩国市でも教員用教科書と指導書の購入で不適切な契約が見つかった。
24年度の計2件で、総額は7180万円。2000万円未満に分割して契約していたが、
市教委は「条例に違反しないものの、『議決逃れ』と捉えられかねず不適切だった」としている。
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