大雨災害が迫っている時は
きょう(月)午後も大気の状態が非常に不安定で、東・北日本は激しい雷雨の所がある見込み。今夜遅くにかけて、東北を中心に雨量が多くなる所があるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。関東南部や東海は、これまでの記録的な大雨で地盤の緩んでいる所があり、少ない雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがある。
東北中心に大雨
2日(月)午後3時の雨予想と夕方の発雷確率
前線や湿った空気の影響で、きょう(月)午前中は北陸など日本海側を中心に発達した雨雲が広がった。午後も北陸や東北は、局地的に激しい雨が降る見込み。近畿の一部や東海、関東甲信も所々で雷雲が発達するため、急な激しい雨や落雷、突風に注意が必要となる。北海道は天気が変わりやすく、今夜にかけて一時的に雨の降る所がありそうだ。
3日(火)昼過ぎと4日(水)朝の天気分布
関東や東海はあす3日(火)にかけても雨の降る所が多く、
あす(火)午後は、東海を中心に局地的に非常に激しい雨が降る見込み。
これまでの記録的な大雨で地盤の緩んでいる所があり、さらに雨量が増えるおそれがあるため、
土砂災害に対して警戒を続ける必要がある。
4日(水)午前中も、関東南部で雨脚の強まる所がありそうだ。
厳しい残暑だが
2日(月)の天気と最高気温、熱中症警戒アラート
きょう(月)は蒸し暑い地域が多く、
岩手、宮城、福島にも熱中症警戒アラートが発表されている。
仙台の最高気温は35℃予想で、もし9月に猛暑日となれば14年ぶりのこととなる。
あす(火)も東海から西は蒸し暑い状態が続くため、引き続き熱中症対策が必要だ。
3日(火)にかけての東京の時系列天気と気温
東京都心はきょう(月)は34℃予想で、湿気が多く不快な状態が続く見込み。
あす(火)朝にかけても25℃以上の熱帯夜となるが、日中は27℃くらいに抑えられ、
昼過ぎからは気温が下がってきそうだ。
あす(火)午後9時の気温は21℃前後で、雨の降り方によってはもう少し下がるかもしれない。
気温変化に対して、注意が必要となる。
(気象予報士・高橋和也)
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