農家ら応援も 大社高(島根)が惜敗 遊撃手は有名和牛牧場の息子
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農家ら応援も 大社高(島根)が惜敗 遊撃手は有名和牛牧場の息子(日本農業新聞) - Yahoo!ニュース

9回裏、内野安打を放ちガッツポーズする大社・藤江選手(19日、甲子園で)
第106回全国高校野球選手権大会準々決勝の第4試合で、
島根県立大社高校は19日、鹿児島県の神村学園と対戦し、惜敗した。
2番・遊撃手として出場した、藤江龍之介選手(3年)の実家は、
全国的にも有名な和牛経営をする「藤増牧場」だ。
選手の大半が地元出身という公立高校の大健闘に、JAしまねや農家らが沸いた。
出雲市の同牧場は、2022年10月に開かれた
第12回全国和牛能力共進会(鹿児島全共)で第6区の肉牛群では1位、
第8区(去勢肥育牛)の優等賞2席を獲得する好成績を収めるなど、飼養技術に定評がある。
父の信賢社長は同校野球部出身で、自身も32年前に甲子園に出場。
祖父の昭雄会長は孫の奮闘に、
「大変な活躍に喜んでいる。親子2代で甲子園に行けたのは出雲大社のおかげかな」
と話した。
その上で選手たちに
「慰労会にはぜひうちのしまね和牛を提供したい。選手にはおなかいっぱい食べてほしい」
と呼びかけた。
大社高校は初戦で優勝候補を倒す大金星を挙げ、2回戦、3回戦でも強豪校相手に接戦で勝ち抜いた。
地元はベスト8にまで進んだ農家出身ナインらの活躍をたたえた。
JAしまねの石川寿樹組合長は
「甲子園で快進撃を続けた地元公立高校の選手の雄姿に、地域は大いに盛り上がった。活躍を誇りに思う」
とねぎらった。
日本農業新聞
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