島根で非常に激しい雨 東北~山陰 浸水や土砂災害など厳重警戒
島根で非常に激しい雨 東北~山陰 浸水や土砂災害など厳重警戒 | NHK | 気象
配信より
停滞する前線の影響で、東北から山陰にかけての日本海側を中心に雨雲が発達し、
島根県で断続的に非常に激しい雨が降っています。
低い土地の浸水に厳重に警戒し、自治体からの情報に注意し、早めに安全を確保して下さい。
雨雲予報 データマップ
気象庁によりますと、北日本付近に停滞している前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、
日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定になっています。
この時間は、東北や北陸に加え、山陰で雨雲が発達していて、
9日正午までの1時間には島根県が松江市に設置した雨量計で37ミリ、鳥取県米子市で32.5ミリの激しい雨を観測しました。
松江市では9日正午の時点で気象庁のキキクル、危険度分布で
浸水の危険性が最も高く災害が切迫していることを示す「黒色」の表示が出ています。
厳重に警戒して下さい。
また、山形県ではこの48時間に降った雨の量が200ミリを超え、平年7月1か月分に達しているところがあるほか、秋田県では氾濫危険水位を超えている川があります。
これまでに降った雨で島根県と鳥取県、秋田県、山形県、宮城県では
土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
東北から山陰にかけての日本海側では10日にかけて雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降るほか、
前線はこのあとも停滞するため東日本と西日本を中心に雨量がさらに増えるおそれがあります。
能登半島地震で被害を受けた地域ではふだんより少ない雨量でも災害の危険度が高まるおそれがあります。
気象庁は低い土地の浸水や土砂災害、川の氾濫に厳重に警戒し、
落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。
短時間に非常に激しい雨が降ると降った雨が排水できなくなって
浸水するおそれがあり、早めに避難するなどして下さい。
また、斜面や増水した川など危険な場所には近づかず、
自治体からの情報に注意して安全な場所で過ごして下さい。
私のコメント : 令和6年7月9日、これまでに降った雨で島根県と鳥取県、秋田県、山形県、宮城県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。自治体からの情報に注意して安全な場所で過ごして下さい。
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「防災の日」県が線状降水帯発生を想定 図上訓練
防災の日にあわせて、島根県は線状降水帯が発生して猛烈な雨が降ったという想定の図上訓練を行い、情報収集や避難所の開設などの手順を確認しました。
訓練は県や警察、それに消防などの関係者あわせておよそ100人が参加して、梅雨前線の影響で県東部に線状降水帯が発生し、猛烈な雨が降ったという想定で行われました。
県庁に災害対策本部が設置されると、参加者が浸水や土砂崩れなどの被害を受けている地域や孤立している集落の情報収集、それに避難所の開設などの手順を確認しました。
そして、参加者に情報が共有されると、どの地域にどれだけの救助隊を派遣するかや、支援物資をどのようにして確保するのかなどを決めていきました。
島根県防災危機管理課の藤井鉄也防災危機対策監は、「災害が発生したときの情報収集や整理などを円滑に行うことができた。こうした訓練を重ねて、災害時の住民救助に役立てていきたい」と話していました。