新型コロナ5類移行1年 薬の処方やワクチン接種控え懸念の声

 

新型コロナ5類移行1年 薬の処方やワクチン接種控え懸念の声|NHK 岩手県のニュース

配信より

 

新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行されて8日で1年となり、治療薬の補助などの支援が3月いっぱいで廃止される中、県内の医療機関からは自己負担が出てくることで治療薬の処方やワクチン接種を控える人が増えることを懸念する声が聞かれました。

盛岡市上田にあるおいかわ内科クリニックには、9日も午前中から10人が発熱外来を訪れていて、先月は60人余りの新型コロナへの感染が確認されたということです。

クリニックの及川寛太院長によりますと、3月までと比べて、4月に入ってからは治療薬の処方を希望する人が少なくなったということです。

これは5類に移行後、国が段階的に治療薬の公費負担を縮小し、ことし3月末ですべての財政支援が終了したためで、これまでは、所得に応じて3000円から最大9000円で治療薬が処方されていましたが、支援が終了した4月からは、例えば重症化を予防する「ラゲブリオ」の場合、5日分の薬の価格はおよそ9万4000円のため、医療費の自己負担割合が3割の場合は、およそ2万8200円が自己負担となります。

また、全額が公費で賄われていたワクチンについても、▽65歳以上の高齢者と60歳から64歳で基礎疾患がある重症化リスクの高い人を対象に、原則費用の一部自己負担を求める「定期接種」で行われ、自己負担額は最大で7000円程度です。

定期接種の対象者以外は「任意接種」となり、7000円を超えることが見込まれています。

こうした状況について及川院長は「薬はいちばん高いと3万円近くするので、まず服用したいっていう人はいない。自己負担が増えることで処方控えなどが懸念される。症状が長引いたり、後遺症が残ったりする可能性もあるので、薬のメリットとデメリットを丁寧に説明して患者に判断してもらいたい」と話していました。

 

私のコメント :  令和6年7月8日、新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行され 令和6年8日で、1年となり、治療薬の補助などの支援が3月いっぱいで廃止されているが、しかし、新型コロナウイルスの感染者が、最近、増加傾向にある。

 

医療機関からは自己負担が出てくることより、治療薬の処方やワクチン接種を控える人が増えている現状に、その懸念をする声も聞かれる。