農林中金が米国債など10兆円売却へ、損失処理で25年3月期は1・5兆円まで赤字拡大の可能性も
農林中金が米国債など10兆円売却へ、損失処理で25年3月期は1・5兆円まで赤字拡大の可能性も : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)
配信より
海外の金利上昇で多額の含み損が発生した農林中央金庫が、保有する米国債などを2024年度中に10兆円程度売却することがわかった。損失の処理により、25年3月期の最終利益で5000億円超を見込んでいた赤字額は1兆5000億円規模まで膨らむ可能性がある。
![農林中央金庫](https://www.yomiuri.co.jp/media/2024/06/20240618-OYT1I50173-1.jpg?type=large)
外国債券の損失を確定させた上で、金利変動の影響を受けやすい資産から、収益が見込める資産に入れ替えを行うべきだと判断した。
22年3月末に3343億円だった農林中金の債券の含み損は、24年3月末に約6・6倍の2兆1923億円まで拡大した。5月の決算記者会見で、25年3月期に最終赤字に転落する見通しだと発表し、1兆2000億円規模の資本増強を行う方針を明らかにしていた。
農林中金は、農林水産業に携わる事業者の資金を傘下の系統金融機関経由で集め、国内外の株式や債券で運用している。
関連キーワード
○ イラスト図解 知っているようで知らない 国債のしくみ
久保田 博幸/池田書店
○ 日本国債入門
服部 孝洋/金融財政事情研究会
○ 国債リスク 金利が上昇するとき
森田 長太郎/東洋経済新報社
○ 日本郵政 解き放たれた「巨人」
町田 徹 /日本経済新聞社
○ 金融バブルの経済学: 行動ファイナンス入門
A. シュレイファー/東洋経済新報社
○ 景気判断―クセとカンの研究
日本経済新聞社 /日本経済新聞出版社
○ 福沢諭吉の横顔 (Keio UP選書)
西川 俊作 /慶應義塾大学出版会
○ 経済学とファイナンス
大村 敬一 /東洋経済新報社
○ 初心者のためのおすすめ証券会社の選び方
ワトスン/
○ 証券会社が売りたがらない米国債を買え!
林 敬一/ダイヤモンド社