2022/08/07


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【実銃】FNの現行最新ピストル「FN 509」の実力とは?

【実銃】FNの現行最新ピストル「FN 509」の実力とは? | ニュース | アームズマガジンウェブ (armsweb.jp) 配信より

https://armsweb.jp/report/3527.html

FNの現行最新ピストル

ついに発表されたブローニングハイパワーの後継と目されるFN HiPer。

それの期待が高まる一方で、現行の最新ピストルFN 509はどのような魅力を秘めているのだろうか? 

今回はその実射レポートを公開しよう。

FN HERSTAL最新拳銃「FN HERSTAL HiPer」はこちら

FN 509
使用弾:9mm×19
全長:190mm
バレル長:100mm
重量:760g
装弾数:17発

FN509は米軍のXM17モジュラー・ハンドガン・システム・コンペティション(MHS)にあわせて

FN USAが開発したストライカーファイアのピストルだ。

コンペはご存じの通りP320が勝ち残ったものの、

FN509はフルサイズからコンパクトまで揃ってFNのカタログに載った。

 FNはベルギーの半国営企業ではあるが、決して保守的なブランドではない。

F2000やP90のような他にはないデザインとシステムを持つ銃でしばしば世間を驚かせているが、

それでいてすぐに壊れたり作動不良を起こすような粗末なものは出てこない。

徹底的にテストされてからリリースされるのだ。

そんなブランドが初めて手掛けたポリマーフレームピストルはFN Five-seveNだった。

ただしこれは市販向けではなくあくまでも法執行機関向けで、そのうえ内蔵式のハンマードモデルだった。

市販品ではFN フォーティナインが初めてとなるが、商業的には失敗に終わる。

このモデルに続きFNPが登場するが、これもポリマーフレームを持ちながらハンマードモデルであった

(ハンマードモデルが無条件に悪いと言っているわけではないので念のため)。

その後登場したFNXとFN45というハンマードのモデルは高く評価された。そして、米軍のMHSに合わせて登場したのが509というわけだ。

ストライカーファイアだがバレル位置は特別低くない。フレームにはアメリカ製であることを示す刻印が入っている

フロントサイト、リアサイトともにホワイトドットが施されており視認性は高い

細かいチェッカリングは素手で握っても痛くなく、しっかりとホールドできる。パネルが交換でき、シューターの手のサイズに合わせられる

フィールドストリッピングしたところ。リコイルスプリングはリコイルを抑え込むために2重になっている

FN 509を射撃

 Five-seveN以降のFNのピストルはどれもアメリカの子会社によるモデルだ。

FN HiPerの登場によってこの509もカタログから消えていくだろうということで、

撃ち納めの意味も込めて今回射撃することに相成ったわけである。

ちなみにFN初のストライカー式の銃は1900年に登場した、

世界で初めて市販されたスライド式ピストルのFNブローニングM1900だった。

FNはストライカー式ピストルに関して長い歴史と経験を持っているのだ。

ピストルの理想はバレルの真後ろにグリップを持ってくることでマズルジャンプをなくすことだが、

それは構造上無理なので出来る限りグリップとバレルの高さを近づけるのが基本となる。

ストライカーの場合、ハンマードに比べバレルを低くしてグリップに近づけられるのが

メリットのひとつでもあるのだが、

最近のポリマーフレーム・ストライカーファイアピストルは

そのあたりを考慮しない傾向にあるようだ。

米軍に採用されたP320は元々ハンマードのP250をベースにしているから

バレルもスライドも高い位置にある。

今回のFN509も同様だ。

それがどんな影響を与えるかを気にしながら射撃をした。

マガジンに弾を装填し、スライドを引く。スライドの背が高いぶん、セレーションの効果も大きくなり操作しやすい。

エイミングも良好だ。いざ撃ってみると、何よりもトリガーフィーリングがいい。

以前、FNはフォーティナインのトリガーを重くしすぎてまともに射撃できないという失敗を犯していたというのが

頭にあって、意地悪にトリガーフィーリングをやたらと気にしてしまっていたのだが、まったく問題がない。

それどころか、トリガーフィーリングをよくしにくいストライカーファイアピストルとしては

この上ないほどの切れ味を誇っている。

グリップのチェッカリングのおかげで、マズルジャンプも小さくはないが暴れるというほどではない。

総じてなかなか悪くない撃ち心地であった。

見た目は個性的ではないが、撃ってみるとFNらしさがちゃんとある。ストライカーファイアであることを忘れるほどトリガーのキレがいい

スライドに高さがあるので操作しやすい

グリップの内側には溝があり、泥や埃が詰まってマガジンが抜けなくなることを予防している

このFN509の射撃を通じて、まだ写真で見るだけのFN HiPerを想像する。

グリップの形状やチェッカリングからも高いグリップ感が期待できる。

スライドも低く収まっており、バレルとグリップの高低差はかなり狭まっているようだ。

FN HiPerはレジェンダリーなハイパワーをオマージュしたピストルということもあり、期待が膨らむ。

現行のFN 509を見てより強くそう思うのだった。

Special Thanks to
FN HERSTAL S.A. : 
https://fnherstal.com
Le cercle de tir de Wissous:https://www.youtube.com/c/
LecercledetirdeWissous/featured
Photo&Text:櫻井朋成(Tomonari Sakurai)

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この記事は月刊アームズマガジン2022年8月号 P.138-145をもとに再編集したものです。

 

 

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来年はカナダ西部で開催 G7サミット、トルドー首相発表

6/16(日) 5:30 共同通信 配信より

来年はカナダ西部で開催 G7サミット、トルドー首相発表(共同通信) - Yahoo!ニュース 配信より

https://news.yahoo.co.jp/articles/3d7dfceffd12dc7a54009227a10d4621b748880a

カナダのトルドー首相(ロイター=共同)

【ファサーノ共同】カナダのトルドー首相は14日、

議長国を務める来年の先進7カ国首脳会議(G7サミット)を

カナダ西部アルバータ州カナナスキスで開催すると発表した。

カナナスキスでの開催は2002年以来で、当時はロシアを含む「G8」の枠組みだった。

最終更新:6/16(日) 5:47 共同通信

私のコメント : 令和6年6月16日、カナダのトルドー首相は6月14日、議長国を務める来年の先進7カ国首脳会議(G7サミット)をカナダ西部アルバータ州カナナスキスで開催すると発表された。

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○ 第二次世界大戦中の米英ソ秘密外交書簡〈〔上巻〕〉英ソ篇 (1958年)
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○ 第二次世界大戦中の米英ソ秘密外交書簡〈下巻〉米ソ篇 (1957年)
ロシア(1923~ ソヴィエト連邦)外務省付属外交文書出版委員会 /大月書店

○ 石橋湛山日記―昭和20-31年 (上)
石橋 湛山 /みすず書房

○ 石橋湛山日記―昭和20-31年 (下)
石橋 湛山 /みすず書房

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高松宮 宣仁,細川 護貞/中央公論新社

○ 湛山日記―昭和20~22年 (1974年)
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佐藤 榮作,伊藤 隆 監修/朝日新聞社

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佐藤 栄作/朝日新聞出版

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カナダ軍の新拳銃は「C22」ことSig P320に決定

カナダ軍の新拳銃は「C22」ことSig P320に決定│ミリレポ|ミリタリー関係の総合メディア (sabatech.jp) 配信より

https://milirepo.sabatech.jp/canadas-new-pistol-will-be-the-sig-p320-also-known-as-the-c22/

2022-10-13
2022-10-15

ニュース, 拳銃・ハンドガン

カナダ

カナダ軍の新拳銃は「C22」こと「Sig P320」に決定

P320/M17 (US Army)

カナダ陸軍が兼ねてから検討していた新しい拳銃の調達について、カナダ国防省は

Sig Sauer社のP320の調達を決定したことを発表。

カナダ軍の命名規則にのっとり、「C22」という名で軍には配備されます。

カナダ連邦調達当局は以前から検討を進めていたカナダ陸軍の新しい拳銃として

SIG Sauer P320を採択。

カナダ軍はこれを「C22」と命名します。

カナダ政府は金曜日、陸軍にP320とホルスターを提供するため、

カナダの武器ライセンス販売業者である

コロンビア州ビクトリアの MD Charlton Co. Ltd.に320万ドルの契約を与えたこと発表。

調達数は7000丁になり、契約には王立カナダ空軍、王立カナダ海軍、および憲兵の装備を

カバーするための最大9,500丁の追加購入オプションも含まれています。

全数を調達した場合の契約額は760万ドル、調達は2023年から開始されます。

ブローニング・ハイパワーからP320に
Browning Hi-Power(Canadian Army)

カナダ軍の現在の主力拳銃はベルギーのFNハースタル社が戦前に開発した

9mmのFNブローニングハイパワーなり、

銃はトロントのJohn Inglis and Companyが1940年代から製造しています。

古いモデルではありますが、世界で最初のダブルカラムマガジンを採用、装弾数13発と

当時としてはハイパワーで現在でも通用する火力と近代的な設計だったこともあり、

これまで使用されてきました。

半世紀以上続いた運用もようやく終止符が打たれます。

SIG M17(P320)|米軍の新主力拳銃
新しく採用されたC22ことP320はSIG Sauer社によって2014年に発売された9×19mm拳銃。

最近主流のストライカー式、最新の人間工学を採用。

モジュラー設計で口径を簡単に交換することができ、40S&W弾、.

45 ACP弾など異なる弾丸も使用できるなど最も洗練られた拳銃の一つです。

P320はお隣、米軍でもM17/18という名で陸海空・海兵隊の標準拳銃として採用されており、

北米の軍の拳銃はP320に統一されることになります。

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既存のベレッタM9、SIG M11に変わる正式拳銃として2017年に採[…]

SIG M17(P320)|米軍の新主力拳銃

実はカナダ軍では一部の部隊で既にP320の配備は始まっており、

陸軍の特殊部隊であるJTF-2の隊員には既に配備されていました。

そのため、次期拳銃候補として最有力でしたが、2020年11月に暴発事故で隊員が負傷する事故が起き、

一時期運用が停止、アメリカでも暴発事故が複数報告され、採用は不透明でした。

Source
https://www.cbc.ca/news/politics/canadian-forces-handgun-sig-sauer-p320-1.6610477


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