スズキ本社に立ち入り検査…トヨタ・ヤマハ発動機に続き異例の3日連続立ち入り

 

スズキ本社に立ち入り検査…トヨタ・ヤマハ発動機に続き異例の3日連続立ち入り : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

 

 自動車・二輪車メーカー5社による量産に必要な認証「型式指定」の不正申請を巡り、

 

国土交通省は6日午前、スズキの本社(浜松市)に対し、道路運送車両法に基づく立ち入り検査に入った。

 

トヨタ自動車、ヤマハ発動機に続き、車メーカー大手へ異例の3日連続の立ち入りとなった。

 

型式不正6車種、月内に安全性試験を完了…影響を最小限に抑えるため国交省が方針

スズキ本社に入る国土交通省の担当者(6月6日午前8時58分、浜松市中央区で)=松本貴裕撮影
スズキ本社に入る国土交通省の担当者(6月6日午前8時58分、浜松市中央区で)=松本貴裕撮影

 

国交省の職員3人は6日午前9時前、スズキ本社を訪れ、立ち入り検査に着手した。

 

スズキは2017年まで3年間生産していた軽自動車「アルト」(貨物仕様)のブレーキ試験で、

 

停止距離の測定数値を改ざんし、試験成績書に虚偽記載をした。

 

累計台数は約2万6000台。

 

生産中の車種では、不正は確認されていない。

 

スズキ本社に入る国土交通省の担当者(6月6日午前8時58分、浜松市中央区で)=松本貴裕撮影
スズキ本社に入る国土交通省の担当者(6月6日午前8時58分、浜松市中央区で)=松本貴裕撮影

 

国交省はマツダ、ホンダにも近く立ち入り検査を行い、不正の詳しい事実関係を確認した上で、5社に対する道路運送車両法による行政処分を検討する。

 

 

 トヨタとマツダは6日、国交省から出荷停止の指示を受けた計5車種の生産を停止した。トヨタが「ヤリスクロス」「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」の3車種。マツダは「マツダ2」「ロードスターRF」の2車種。