世界遺産の島、マルタ島で美しき地中海に出合う

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目次 

地中海に浮かぶ観光の島マルタ

イタリア半島の先、シチリア島の南約100kmに位置するマルタはれっきとした国。
正式名はマルタ共和国といって、首都ヴァレッタがあるマルタ島のほか、ゴゾ島とコミノ島の計3つの島からなる国家です。
地中海の穏やかな気候に恵まれ、紀元前4500年頃の遺跡が発見されるほど歴史が古く、貿易港として発展し続けてきました。

歴史を辿ればローマ、イスラム、イギリスが統治しており、随所にその名残りが感じられます。
またマルタ騎士団の拠点としても有名。
現在はユーロに加盟し、通貨もユーロ。
公用語はマルタ語と英語です。
歴史が息吹く町と地中海による景勝地が評判で、マルタ全域に観光名所が点在しています。

マルタ島_石で築かれた町並み
マルタで採掘される石で築かれた町並み

観光の島マルタへアクセスするには

日本からマルタに向かう場合はヨーロッパ経由もしくは中東経由になります。
どちらの路線もマルタには翌日の到着。
ヨーロッパ経由だとフランスやイタリアなどで乗り継ぐ場合が多く、中東経由だと夜の時間帯に日本を出発する便が多いです。
マルタ国際空港がマルタ島にあり、首都ヴァレッタまでは約10km。
タクシーもしくはバスで向かうことになります。

マルタ観光にベストな季節

地中海性気候の影響を受け、寒い冬でも10℃を下回ることは珍しい温暖なマルタ。
30℃を上回る夏でも空気が乾燥しており、海からの心地よいの涼風が吹いて来るため、比較的過ごしやすいです。
そして一番暑い8月こそ、マルタが観光客で一番盛り上がる時期でもあります。

秋になると、マルタを訪れる観光客もぐっと少なくなり、街と気温が落ち着きはじめますが、夏同様マルタ島内ではビーチで海水浴や日光浴を楽しめます。
秋は人混みを避けつつ、マルタの陽気な天候も味わえるベストな時期といっていいでしょう。
冬は訪れる人も少なく、寂しい雰囲気に。この枯れた季節ですらも、また一興。
マルタ観光はそれこそ一年中楽しめるといっても過言ではありません。

 一年を通じて穏やかな気候に恵まれているマルタ
一年を通じて穏やかな気候に恵まれているマルタ

マルタの人気観光スポット<町編「首都ヴァレッタ」>

マルタ共和国の首都ヴァレッタは、もともと16世紀に当地の騎士団がオスマン帝国の攻撃に備えて築いた城塞都市。
土地の名前ヴァレッタも当時の騎士団長に由来しています。
守りの要として活躍した街は世界遺産に登録され、頑強な城壁からは当時の雰囲気が伝わります。

マルタの町を観光するなら、まずはヴァレッタから。
騎士団の中には裕福な家系出身者が多く、「聖ヨハネ大聖堂」や「騎士団長の宮殿」など豪華絢爛な内装の建築物が点在します。
その煌びやかさは外観からは想像がつかないほどです。

マルタを代表する観光地・ヴァレッタ
マルタを代表する観光地・ヴァレッタ

個性的な街が多いマルタでは人気の観光地マルサシュロックも外せません。
ここはルッツと呼ばれるカラフルな船が並ぶ、マルタ最大の漁村。
極彩色の船首部分にはそれぞれオシリスの目が一対描かれ、船に表情が生まれていますが、これも海難から守る伝統文化のひとつでした。
日曜日に開催されるサンデーマーケットでは海産物に野菜、おみやげが販売されていて、たくさんのマルタの住民と観光客で賑わいます。

新鮮なシーフードを味わえると評判のマルサシュロック
新鮮なシーフードを味わえると評判のマルサシュロック

映画のロケ地がマルタの観光客に大人気

風光明媚なマルタは観光だけでなく、さまざまな映画のロケ地としても活躍しています。
特に1980年に制作された映画「ポパイ」では、撮影のためにセットされた村がそのまま「ポパイビレッジ」というテーマパークとして今も健在。
くわえパイプにセーラー服でお馴染みのポパイや恋人オリーブが登場するショーや実際に使われたセットも見学できます。
夏には海水浴も楽しめるので、映画と自然の両方を堪能できるスポットです。

風景に溶け込んでいる可愛らしいポパイビレッジ
風景に溶け込んでいる可愛らしいポパイビレッジ

マルタの人気観光スポット<遺跡編-1「ハイポジューム」>

マルタの観光名所には、中世の遺産が数多く存在していますが、実はこの島に人が住み着いたのは紀元前まで遡り、その遺跡は世界遺産に登録されています。
1902年に行われた工事で偶然発見された「ハイポジューム」は、調査の結果で紀元前2500年に建造された地下神殿だと判明。
入場規制も厳しく、1回の見学で参加できるのは10名までなので、早めの予約が理想。
遺構は迷路のように道がくねり、小さな部屋が続きます。

 

マルタの人気観光スポット<遺跡編-2「ジュガンティーヤ神殿」>

観光の島マルタでは、エジプトでピラミッドが建造されていた時代よりはるか1000年も古い建造物が発見されています。
それらは「巨石神殿群」という名称で世界遺産に登録されており、中でも島南部に位置する「ハジャーイム神殿」や「イムナイドラ神殿」は保存状態も良好で、内部の見学も可能。
また、ゴゾ島の「ジュガンティーヤ神殿」は紀元前3600年頃に建設され、世界最古の巨石建造物だといわれ、こちらも内部を見学できます。

全長6m、重さ20tの石で建造された迫力ある神殿
全長6m、重さ20tの石で建造された迫力ある神殿

マルタの人気観光スポット<自然編-1「青の洞窟(ブルーグロット)」>

「青の洞窟」といえばイタリアのカプリ島が有名ですが、実はマルタにも「青の洞門(ブルーグロット)」と呼ばれる場所があり、マルタの観光ツアーで必ず訪れる名所となっています。
小さな船に乗り、洞門をくぐった先には光の反射で水面がエメラルドグリーンやダークブルーとさまざまな色合いに変化します。その美しさには思わず息を呑むことでしょう。

冬の時期はボートが運休することもあり、乾季の4-10月に運航しているので留意しておきましょう。

まるで万華鏡のような神秘的な光景に出会える青の洞門
まるで万華鏡のような神秘的な光景に出会える青の洞門

マルタの人気観光スポット<自然編ー2「ブルーラグーン」>

マルタ島とゴゾ島の間に位置するコミノ島。この小さな島が夏の時期にはマルタの人気観光地と化します。
特に「ブルーラグーン」は、地中海の中でも抜群の透明度を誇り、船が空中に浮いているような幻想的な風景を見られることも。
コミノ島へのアクセスはマルタ島北部チェルケウアから船で向かうのが一般的です。ビーチエリアもありますが、岩肌が露出しているエリアが多いのでマリンシューズがあると心強いでしょう。

シュノーケリングで人気のブルーラグーン
シュノーケリングで人気のブルーラグーン

豊かな自然に鮮やかな町、歴史ある遺跡などマルタは観光しがいのある場所。
名所が島のあちらこちらに点在しているマルタは、オプショナルツアーに参加すれば行きにくい場所も案内してもらえるのでとても便利です。

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マルタ島

 

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地中海の名産を食すマルタ料理

マルタを訪れる観光客に好評なのがマルタ料理。島本来の素朴な食文化を活かした、唯一無二の地中海料理がツーリストたちの舌を喜ばせています。

こちらの名物といえばやはり海の恵み。たとえば「アリオッタ」はエビやタコ、ムール貝が入ったトマトスープ。
また、マルタではランプキと呼ばれる白身魚をパイにした「ランプキパイ」というメニューも大人気。
野菜をふんだんに使用する「未亡人のスープ」もぜひ試してみたいところです。

どのレストランでも登場するのが、「ホブス」というマルタのパン。
外側がパリパリ、中はモチモチな食感が特徴。
かまどで朝早くから焼いています。もし購入する機会があれば焦げが少ない方をチョイスしましょう。

このパンに名産のオリーブオイルや海塩、バルサミコ酢を付ける食べ方は飽きが来ない美味しさです。
さらに「イムアレット」というデーツというナツメヤシがペーストになったパイもおすすめ。
イムアレット専門店があるほどで、マルタでは観光客だけでなく地元の人たちも普段から食べる日常のおやつです。

マルタ観光におすすめホテル

地中海のリゾート地として人気のマルタは、ホテルの選択肢も豊富です。
マルタ島のセントジュリアンは、高級リゾートホテルが並ぶマルタ観光の中心地。セントジュリアンの中央に位置するヒルトンマルタでは、全客室にバルコニーが併設され開放感のあるひとときが過ごせます。他にも屋外プールが4つ、スパメニューも充実しており、のんびりバカンスを楽しみたい人にはぴったりのホテルです。

 楽園にいるような気分になる、ヒルトンマルタ
楽園にいるような気分になる、ヒルトンマルタ

ゴゾ島抜きでマルタ観光は終われない!

マルタに訪れたならマルタ島を観光するだけでなく、北西のゴゾ島にもぜひ足を延ばしましょう。

マルタ島からフェリーに乗って20分ほどで到着するゴゾ島は落ち着いた雰囲気が漂い、独自の文化を育んでいる島。世界最古の巨石遺跡「ジュガンティーヤ神殿」はもちろん、奇跡の教会ともいわれる「タ・ピーヌ教会」、海賊の襲来に備えて築かれた要塞「チタデル」、ローマ時代より使われている海辺の塩田「ソルトパン」など見どころが満載です。

 感謝の手紙が内部の壁を埋め尽くしているタ・ピーヌ教会
感謝の手紙が内部の壁を埋め尽くしているタ・ピーヌ教会

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専用ガイドがご案内する!ゴゾ島終日観光(昼食付)マルタ島からフェリーでゴゾ島へ。マルタよりも更に深い青色の海に囲まれた美しい島ゴゾ島。美しい自然だけではなく、歴史ある遺跡や街並みも見逃せません。当ツアーでは専用車で効率よくご案内します!

 

学業・アウトドアでも注目のマルタ

マルタは観光地やリゾートという印象が強いですが、実は留学やアウトドアでも人気を集めています。
もともとイギリス領だったため、英語は今でも公用語。


語学学校も40以上あり、日常会話からビジネス英語に特化したコースまで種類も豊富です。


アウトドアでは、マルタの観光名所を眺めながら走るマルタ国際マラソンや断崖の地形を活かしたロッククライミングも盛ん。
また海も透明度が高いことから、ヨーロッパではダイビングのメッカとして知られています。

 

地中海に浮かぶ楽園、マルタ。


小さな島ながら、歴史が非常に古く、温暖な気候とあいまって、今でも多くの旅行者を惹きつけています。
ハチミツ色に統一されたマルタの町を一歩一歩と進むごとに、現代から中世へタイムスリップしているような感覚を、ぜひ味わってみてください!

 

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ニュースリリース

2023年10月16日

 

ダイキンヨーロッパ社 創業50周年記念式典を開催 | ニュースリリース | ダイキン工業株式会社 (daikin.co.jp)

配信より

 

ダイキンヨーロッパ社 創業50周年記念式典を開催

ベルギー王室や国際エネルギー機関を招き環境会議を主催、環境貢献における官民協力の重要性を議論

 

 印刷用PDFファイル(243.48KB)

 


 

ダイキン工業株式会社の欧州子会社であるダイキンヨーロッパ社(Daikin Europe N.V.、本社:ベルギー王国オステンド市)は、創業50周年に伴い、現地時間10月12日にDe Bijloke (デ・ベイローク) ミュージックセンター (同国ゲント市) にて記念式典を開催しました。式典には、アレクサンダー・ドゥ=クロー ベルギー王国首相からビデオメッセージが寄せられたほか、正木 靖 欧州連合日本政府代表部特命全権大使や、三上 正裕 駐ベルギー特命全権大使の、地元政財界の方々など総勢600名以上が出席しました。

 

記念式典において、アレクサンダー・ドゥ=クロー首相から以下のようにコメントを寄せられました。

 

「ダイキンとベルギー王国の強固な関係は、本日で50周年を迎えました。私たちは、日本の優れた文化を共有しており、より良い未来を目指すという同じ長期的なビジョンを持っています。グリーントランスフォーメーションにおけるパートナーであり、気候変動への対応においてともに立ち向かいます。」

 

また、井上 礼之 ダイキン工業取締役会長は、「ダイキンは脱炭素の取り組みにおいて、環境意識の高いヨーロッパを最重点地域として位置づけており、環境技術の普及促進において当社グループを牽引することは、ダイキンヨーロッパ社の使命であると考えております。」と述べました。

 

記念式典で紹介されたベルギー王国
アレクサンダー・ドゥ=クロー首相からのビデオメッセージ

式典で挨拶するダイキン工業・井上会長

 

1973年にオステンドで空調機の生産を開始したのがダイキンヨーロッパ社の始まりです。それから欧州、中東、アフリカと事業を拡大し、ダイキンヨーロッパ社は現在、EMEA129か国に事業展開、52の販売会社、そして13,700人以上の従業員を擁するまでに成長しました。現地のニーズに素早く対応するため、アラブ首長国連邦、ベルギー、チェコ、オーストリア、ドイツ、イタリア、サウジアラビア、スペインを含む12か所の研究開発センターと14か所の工場を有しています。近年は、ゲント市にあるヒートポンプ暖房技術の研究開発センターに1億4千万ユーロ、ポーランドにおいて、住宅用ヒートポンプ暖房を生産する工場建設に3億ユーロを投じ、欧州における環境技術開発と生産を強化しています。

 

カーボンニュートラルの未来に向けて、同日ゲント市において「サステナビリティ会議」を開催しました。会議には、ベルギー王室からアストリッド王女や国際エネルギー機関(IEA)エネルギー技術政策所長ローラ・コッジ氏など政府関係者や業界団体などから約30名が出席し、クリーンエネルギーへの移行と低炭素な冷暖房技術における公平な競争環境を作るための官民協力の重要性を中心に議論しました。

 

ダイキンは、戦略経営計画「FUSION25」で環境先進地域である欧州を最も重要な地域のひとつとして位置付けています。今後もヒートポンプ技術をはじめとした環境技術の開発を強化し、環境経営の中心である欧州市場でさらなる成長発展を遂げ、グローバルでのダイキングループの環境貢献につなげていきます。

【ダイキンヨーロッパ社の概要】

  1. 会社名 : ダイキンヨーロッパ社(英文名:Daikin Europe N.V.)
  2. 所在地 : ベルギー王国オステンド市
  3. 資本金 : 1億5500万ユーロ
  4. 出資比率: ダイキン工業100%
  5. 設立  : 1972年3月
  6. 代表者 : 会長:三中 政次 社長:坪内 俊貴
  7. 事業内容: 空調機器、暖房機器等の生産および販売
  8. 売上高 : 52億1300万ユーロ(2023年3月期)
  9. 人員  : 連結13,710名 (2023年3月末時点)

創業50周年に関するダイキンヨーロッパ社のプレスリリース

Daikin celebrates 50 years of innovation in Europe, the Middle East and Africa | Daikin

ダイキンヨーロッパ社の「2023年環境報告書」

https://www.daikin.eu/en_us/news-and-media/multimedia/corporate-information.html

ダイキングループ 『サステナビリティレポート2023』

https://www.daikin.co.jp/csr/report/

報道機関からのお問い合わせ先

ダイキン工業株式会社 コーポレートコミュニケーション室

本社
〒530-0001 大阪市北区梅田一丁目13番1号(大阪梅田ツインタワーズ・サウス)
TEL (06)6147-9923(ダイヤルイン)
東京支社
〒104-0028 東京都中央区八重洲二丁目2番1号(東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー)
TEL (03)3520-3100(ダイヤルイン)
E-mail
prg@daikin.co.jp