イオン、2024年に「トップバリュ」50周年、今後はM・Z世代向け商品開発強化や食品廃棄物削減に向けた取り組みを強化、カップラーメンのフォーク添付を省いた低価格の「ジェーカップ」発売から50年
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イオン 50周年特設WEBサイト「さぁ、ワクワクするほうへ!」
イオンは2月28日、プライベートブランド「トップバリュ」が2024年に50周年を迎えることから、次の50年に向け、「もっとワクワクする“次世代のプライベートブランド”」をテーマに掲げ展開していくと発表した。
【画像】50周年特設WEBサイト「さぁ、ワクワクするほうへ!」、「ジェーカップ」イメージ
また、イオンのプライベートブランド “トップバリュ”50周年特設WEBサイト「さぁ、ワクワクするほうへ!」を開設、トップバリュのこだわりや取組み、50年間の歩みを特集している。
トップバリュは、「お客さまの声を商品に生かす」「安全と環境に配慮した安心な商品をお届けする」「必要な情報をわかりやすく表示する」「お買得価格でご提供する」「お客さまの満足をお約束する」を5つのこだわりとして展開してきたという。
50周年を迎える2024年度には、今までにない新しい価値を提供する新商品のほか、トレンドの発信源として消費に影響を与えるM・Z世代(ミレニアル世代・Z世代)に特化した商品開発をさらに強化していくとしている。
3月には、菓子「トキメクおやつ部シリーズ」や、“元気な時に楽しむお粥”として世界のお粥メニューを取り揃えた「元気をチャージ 粥」シリーズを発売する。
さらに、食品廃棄物を2025年までに半減(2015年度比)するイオンのグループ目標への取り組みの一環として、トップバリュは「もったいないをおいしく!」をテーマに、トップバリュだからこそできるサプライチェーンの視点から、食品廃棄物削減に向けた取り組みを強化し、新商品開発につなげていくとしている。
〈トップバリュ「ジェーカップ」〉
1974年に、メーカーの値上げをきっかけとして、それまで当たり前だったプラスチックフォークのを付属しない代わりに、価格を抑えることで低価格を実現したトップバリュの原点、カップラーメンの「ジェーカップ」が誕生した。
2024年は、「ジェーカップ」発売から50周年となる。
イオンによると、1973年のオイルショックにより、翌年の消費者物価指数が約25%上昇し、“狂乱物価”として大きな社会問題となった中、当時のジャスコは「値下げ・価格凍結宣言」をし、2カ月にわたって生活必需品41品目の値下げと価格据え置きを実施したという。
さらに、メーカーによるカップラーメンの値上げに抗議し、販売を中止したとしている。
カップラーメンの独自商品の開発に着手し、家庭では不要との考えからフォーク添付を省いた「ジェーカップ」を85円という低価格で発売した。
食品産業新聞社
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