「買い物弱者」支援 生協と地元住民が連携 高齢者に商品配送
05月21日 14時50分、NHK NEWS WEB 配信より
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いわゆる「買い物弱者」を支援するため、益田市の山間部で生協と地元住民が連携し、高齢者などに商品を配送するサービスが始まりました。
益田市匹見下地区は、およそ200人の住民のうち70%ほどが65歳以上の高齢者で、山間部にあることから買い物支援が課題となっています。
これを受け、生活協同組合と地元住民で作るグループが連携し、1人暮らしの高齢者などに食品や日用品を個別に配送するサービスを始めました。
生協が事前に注文を受け付け、地域の公民館まで運んだあと、住民グループのボランティアが配送先の自宅に届ける仕組みです。
配送は無料で、生協によりますと、こうした連携による買い物支援は、県内では初めてだということです。
当面は、地域の6世帯を対象に行われ、声かけなどを通じて高齢者の見守り活動にもつなげていきたいとしています。
「匹見下いいの里づくり協議会」の寺戸倉雄 会長は、「移動が難しい高齢者など、買い物の不便さを感じている人が多いので、支援を充実させたい」と話していました。
生活協同組合しまねの小林健吾 専務理事は、「この取り組みをほかの地域にも広げていきたい」と話していました。