海自ヘリ２機墜落、米軍哨戒機「Ｐ８」が捜索参加…木原防衛相「捜索範囲を拡大」

2024/04/23 11:40　読売新聞　配信より

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海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「ＳＨ６０Ｋ」２機が太平洋上に墜落した事故で、木原防衛相は２３日午前の閣議後の記者会見で、行方不明者７人の捜索に米軍の哨戒機「Ｐ８」１機が加わると明らかにした。

自衛隊の艦艇約１０隻・航空機約５機と合わせて、捜索範囲を広げて７人の捜索に全力を挙げる。

　木原氏は「米軍から支援をいただくことになった。現場のニーズを踏まえてＰ８が参加する」と述べた。

　伊豆諸島（東京都）・鳥島の東方約２８０キロで２０日深夜に墜落した２機には、４人ずつ計８人が搭乗。１人は救出されたが、死亡が確認された。事故は発生から４日目に入っており、木原氏は「捜索範囲を拡大する」と語った。

現場海域は水深５５００メートル。２機のフライトデータレコーダー（ＦＤＲ）やブレード（羽根）の一部、数個のヘルメットは回収されたが、機体の主要部は海底に沈んだとみられる。

　自衛隊は海自の海洋観測艦「しょうなん」を派遣して、機体の正確な位置の特定を急ぐ。