日本女子大学 篠原聡子学長 再任のお知らせ
コロナ禍を経て時代の変容と多様化を見据えた大学改革に注力
日本女子大学 篠原聡子学長 再任のお知らせ | 学校法人 日本女子大学のプレスリリース (prtimes.jp)
配信より
学校法人日本女子大学(東京都文京区、理事長:今市涼子)は、学長の任期満了に伴う次期学長の選考を行い、篠原聡子氏を学長に選任(再任)いたしました。就任は2024年5月27日付で、任期は4年となります。
篠原学長は、2020年に本学の学長に就任後、2つのキャンパスを統合し全学部を目白のキャンパスに集結させることで、本学の強みである文理融合の学びの活性化に取り組むとともに、伝統ある学部・学科の学びを新たなステージに引き上げる「学部・学科再編」を推進してまいりました。次の任期においても、時代の変容と多様化を見据えた大学改革を推し進めてまいります。
■篠原聡子学長のコメント
日本女子大学は、女子総合大学として文理融合の学びを提供しています。コロナ禍においても積極的な変化を遂げ、「キャンパス統合」や「学部・学科再編」を経てさらに進化してきました。女子大というジェンダーバイアスから解放された環境の中で、文系・理系の枠を超えた異なる学部・学科の学生たちが国内外を問わずさまざまな形で交流を深め、新たなアイデアや発想を生み出す機会をさらに発展させるとともに、「日本女子大学という学びの方法」を問い続け、磨き上げていきたいと考えております。
全文は日本女子大学公式ホームページにてご覧いただくことができます。
https://www.jwu.ac.jp/unv/jwu_times/2024_0327_01.html
<略歴>
篠原 聡子(しのはら さとこ)
1958年 千葉県東金市生まれ
専門分野 建築設計、住居計画
学歴・職歴
1981年 日本女子大学家政学部住居学科卒業
1983年 日本女子大学大学院家政学研究科住居学専攻修了
1983年~1985年 香山アトリエ
1986年 空間研究所設立
1997年 日本女子大学家政学部住居学科専任講師就任
2001年 日本女子大学家政学部住居学科助教授
2010年~現在 日本女子大学家政学部住居学科教授
2014年~2020年 野村不動産ホールディングス株式会社 社外取締役
2015年~2019年 日本女子大学大学院家政学研究科委員長・人間生活学研究科委員長
2020年~現在 日本女子大学 学長
主な作品
1990年 キヨサト閣(建築学会作品選集 入選)
1996年 Y HOUSE(建築学会作品選集 入選)
1998年 RIGATO F(東京建築士会住宅建築賞 2000)
2010年 ヌーヴェル赤羽台3、4号棟(B1 街区) (グッドデザイン 賞)
2011年 日本女子大学附属豊明幼稚園
2012年 SHAREyaraicho
(住まいの環境デザイン・アワード環境デザイン最優秀賞2013、日本建築学会賞(作品))
2021年 SHAREtenjincho (グッドデザイン賞)
など
主な著作
『住まいの境界を読む : 人・場・建築のフィールドノート』 2007年 彰国社
『アジアン・コモンズ : いま考える集住のつながりとデザイン』 2021年 平凡社
など
【参照リンク】
学長再任インタビュー 日本女子大学篠原聡子学長
「日本女子大学という学びの方法」を問い続け、磨き上げる
https://www.jwu.ac.jp/unv/jwu_times/2024_0327_01.html
日本女子大学は、日本初の組織的な女子高等教育機関として創立し、2021年に120周年を迎えまし た。私立女子大学唯一の理学部を有し、文理融合の教育環境をもつ女子総合大学です。幼稚園から大 学院までの一貫教育、さらに卒業生以外にも門戸を開くリカレント教育など、誰もが生涯を通じて学び、成⾧し続ける社会を創るための機会を提供しています。多様で非連続に変化する社会において、 新しい明日を共に創る人材を育てています。詳しくは、https://www.jwu.ac.jpをご覧ください。 |
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
私のコメント : 令和6年4月18日、秋篠宮さまは、石川県穴水町を日帰りで訪れ、能登半島地震で被災した農家を見舞われた。
秋篠宮さまは空路で石川県入りし、午前11時20分頃、穴水町の前田忠男さんの農園に到着。園内の休憩所で前田さん親子と輪島市の米農家の川原義正さん夫妻と懇談された。前田さんは地震に伴う停電の影響で暖房が使えず、野菜の苗に被害を受けた。秋篠宮さまは「外に出るのも大変だったでしょう」と気遣われた。前田さんは「心の支えと仕事の励みになった」と語った。
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日本女子大学・篠原聡子学長 創立120周年を経て、新時代にはばたく女性を応援
@大学・トップインタビュー:日本女子大学・篠原聡子学長 創立120周年を経て、新時代にはばたく女性を応援 | 毎日新聞 (mainichi.jp)
配信より
2022/5/2 10:00(最終更新 5/2 10:00) 毎日新聞 配信より
![日本女子大の新学部設置構想などについて語る篠原聡子学長=東京都文京区目白台2の同大学目白キャンパスで2022年3月29日、中根正義撮影](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2022/05/01/20220501org00m100001000p/9.jpg?1)
女子の私学高等教育の草分けとして、これまで社会の各分野に多くの人材を送り出してきた日本女子大学。グローバリゼーションや情報化の波にコロナ禍が重なり、従来の男性優位の価値観が根本から変わろうとしている今、女性の果たす役割はますます重要になってくることは確実だ。昨年、創立120周年を迎え、キャンパス再整備や新学部の開設など、ダイナミックな改革に踏み出した同大学の篠原聡子学長に今後の展望や、目指す人材像を聞いた。【客員編集委員・中根正義】
――1901(明治34)年に成瀬仁蔵により日本女子大学校として創立された日本女子大学は昨年、創立120周年を迎えました。今後、どのような人材育成を目指していきたいとお考えですか。
本学は旧制の女子専門学校としてスタートし、戦後、大学に昇格しました。その過程で、さまざまな面でスクラップ・アンド・ビルドを繰り返しながら発展してきました。今、世界の枠組みが大きく変わろうとしている時に、どんな人材を育成していくか。19世紀後半の第1次グローバリゼーションの頃のような拡大・拡張・発展とは違う価値観が求められている今こそ、女性がリーダーシップを取って新しい価値観を創り出していかなければならないと感じています。
目白キャンパスに大学の4学部を統合、新学部も開設
――近年、入試改革、キャンパス再整備、学部再編を一気に進められていますね。
キャンパスの統合については10年前から計画していました。本学は家政、文、人間社会、理の4学部15学科、大学院5研究科を擁する文理融合の教育環境をもつ総合大学ですが、人間社会学部及び人間社会研究科だけは西生田キャンパス(川崎市多摩区西生田1)に置かれていました。これを2021年4月に目白キャンパス(東京都文京区目白台2)に統合したことで、全学共通の基盤教育の充実を図ることにしました。文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」に認定された情報全般について学ぶ科目群のほか、キャリア教育認定プログラム、社会連携教育認定プログラムなど、複数分野の教員が参画することで基盤教育の内容を厚くすることが可能になりました。「社会連携教育センター」では、企業からの寄付講座を設けて単位化もしています。こうして多様な専門性を持った教員や学生が企業とも連携しつつ、それぞれの専門性を発揮しながら交流できる場ができたのです。
![日本女子大の卒業生で世界的な建築家の妹島和世さんが設計した百二十年館には、学生たちが気軽に立ち寄り、アクティブラーニングなどができるラーニング・コモンズかえでがある](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2022/05/01/20220501org00m100002000p/9.jpg?2)
それを空間的に実現しているのが百二十年館にある「JWUラーニング・コモンズかえで」です。そこでは学生たちがさまざまなプロジェクトに取り組んでいます。本学は「学生滞在型キャンパス」をコンセプトに、ラーニング・コモンズも図書館や研究室のなかに置いたり、ほかの建物などにも交流スペースを設けたりしています。百二十年館や図書館などの設計は、本学の卒業生で、世界的な建築家として知られている妹島和世先生にお願いしています。妹島先生は、本学大学院の客員教授を務めていただいています。
――目白キャンパスは百二十年館のような世界最先端の建物がある一方、創立者の成瀬仁蔵が暮らしていた1901(明治34)年築の木造の成瀬記念館分館などさまざまな建物がありますね。
![日本女子大目白キャンパス内にある成瀬記念館分館(手前)は1901年築の木造建築で、創立者の成瀬仁蔵が暮らしていた建物として知られている。後方の建物は、学園の歴史が分かる展示室などがある成瀬記念館](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2022/05/01/20220501org00m100003000p/9.jpg?2)
成瀬記念館分館や成瀬記念講堂(1906年築)は明治期の建物です。また、大正期に建てられた樟渓館に加え、昭和、平成、令和とそれぞれの時代に建てられた建物があり、非常に多様性に富んだキャンパスと言えるでしょう。キャンパスのグランドデザインも妹島先生にお願いしており、それぞれの建物を、うまくつないでくださったと思っています。
――学部・学科の再編についてお聞かせください。
2023年に設置構想中の国際文化学部(仮称)は、現在の人間社会学部文化学科を基盤として、学部として独立させるものです。これからの時代、女性が社会で生きていくためには世界的な視野を持つことが重要だという認識から、より国際的な要素を加味した教育カリキュラムとします。1年次に「スタディ・アブロード・プログラム(SAP)」という海外短期研修を行った後、国内・国外で「実践プログラム」という脱キャンパス型の実習科目により、現場で体験を積みながら、自分なりに課題を見いだし、解決していく力を養い、自ら発信することを目指していきます。最後に自分が学修してきたことをプレゼンテーション、すわち「発信」する際は英語で行います。
特別招聘(しょうへい)教員として、作家・写真家の都築響一、漫画家・随筆家のヤマザキマリ、翻訳家・エッセイストのマライ・メントラインの3氏に講義をしていただくことが決まりました。
――海外だけでなく、国内の大学などとも連携しながら、国際公務員や国際NGO、NPOなどの職員につながるプログラムを設けていくことも考えられますね。
2024年度に設置構想中の建築デザイン学部(仮称)は家政学部住居学科を学部として独立させるものです。これまで教育の柱としてきた人の生活や人を取り巻く環境を重視するという視点は引き続き核としながら、より広い視点で建築というものを捉えていくために学部化すべきだと考えました。
新たな視点として、林業大学校で森林を深く研究している人たちと交流することなども考えています。持続可能な社会における建築を考えるには、原材料を育てる・つくる・使うという過程のなかで建築デザインを捉え直す必要があるのではないかと考えています。その場合、海外に頼るのでなく、地産地消という観点も必要で、その意味でも国内の教育機関との連携は意義のあるのではないでしょうか。
新しい時代の女性リーダーを育て、留学生受け入れにも注力
――第4次産業革命とも言われ、社会が大きく変わろうとする中で、女子大の役割や、今後の展望について、どのように考えておられますか。
![日本女子大の学生棟として、さまざまな用途で利用できる杏彩館。同大学OGで世界的建築家の妹島和世さんが設計した](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2022/05/01/20220501org00m100004000p/9.jpg?2)
女子大というジェンダーフリーの環境で4年間なり、6年間を過ごす、すなわち女性だから、男性だからという忖度(そんたく)はまったく必要ないという環境で学び、キャンパスライフを送るということはとても有意義だということを、本学で育っていった学生を見て強く感じました。この点は、これからも強く意識していきたいと思っています。
他大学と連携したプロジェクトを見ていると、男子学生がリーダーシップを取るプロジェクトはトップダウン型になりがちなのが、女子リーダーだと皆の意見を採り入れて物事が進むフラットな組織となることが多いように感じます。これは現実の社会でも言えることなので、女性リーダーの資質をもっと伸ばしていけたらと思います。
――開発途上国からの留学生が日本で高等教育を学ぶ、特に女子大で学ぶ意義は大きいと思います。このことはこれからの女子大にとって大きな責務なのではないでしょうか。
本学の留学生数はまだまだ多くはありませんが、現在の留学生の約9割は中国から来ています。先ごろ、ベトナムのフエ大学外国語大学と協定を結びましたが、今後は中国に限らず、アジア各国の大学と連携しながら、アジアから留学生を積極的に受け入れていきたいと考えています。
創立者の成瀬仁蔵がアメリカに留学し、現地の女子大を目の当たりにして女子教育の重要性を認識したように、ひと足先に近代化した日本が、アジアの国々の女子高等教育に貢献することは責務だと思います。そのために学生寮の整備を図ったり、協定校を増やしたりするなどして、順次留学制度の充実化を図っていきたいと考えています。
また、18歳人口が減少するなか、生涯教育の場としての機能を充実させることも重要です。卒業後のキャリアアップにつながるように、もう一度自由に学び直せるような制度もさらに整備していきたいと思っています。
――日本女子大学は幼稚園から大学院までを持つ総合学園ですが、その強みをこれからどのように生かしていこうとお考えですか。
幼稚園から大学院までが一貫してあることは、学生にとっても非常に良い環境だと思っています。例えば児童学科の学生が附属豊明幼稚園に研修に行ったり、住居学科の学生が附属豊明小学校の校舎を見学したり、さらには同窓会である一般社団法人日本女子大学教育文化振興桜楓会の人々と交流したりと、世代を超えたさまざまな交流が生まれています。総合学園としての強みを生かし、各機関がより連携し、より良い教育を提供できるようにしていきたいと考えています。
![日本女子大の創立120周年記念事業の一環として、2021年2月に完工した百二十年館。人間社会学部の研修室や学生たちがグループ学習ができるラーニング・コモンズかえでなどがある。同大学の卒業生で世界的建築家の妹島和世さんに設計を依頼した](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2022/05/01/20220501org00m100005000p/9.jpg?2)
■略歴
篠原聡子(しのはら・さとこ)
1958(昭和33)年、千葉県生まれ。81(昭和56)年、日本女子大学家政学部住居学科卒業。同大学院家政学研究科修了後、香山アトリエを経て、86(昭和61)年に株式会社空間研究所を設立。97(平成9)年から日本女子大学家政学部住居学科で教鞭(きょうべん)を執り、2020(令和2)年5月、学長に就任。専門は建築設計・住居計画
キャンパス
〒112-8681 東京都文京区目白台2-8-1
学生数(学部)
6307人(2021年5月1日現在)
学部
家政学部、文学部、人間社会学部、理学部
私のコメント : 令和4年7月20日、日本女子大学 篠原聡子学長は、1981(昭和56)年、日本女子大学家政学部住居学科卒業。同大学院家政学研究科修了後、香山アトリエを経て、1986(昭和61)年に株式会社空間研究所を設立。1997(平成9)年から日本女子大学家政学部住居学科で教鞭を執り、2020(令和2)年5月、学長に就任されています。
学校、保育園・幼稚園 施設 における コロナ感染予防のための 各施設内 改善対策、コロナウイルス感染症対策についても、今後も、更に、日本女子大学 篠原聡子学長のもとへ、その期待が、利害関係者からは、寄せられています。
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