3代目スズキ スイフトは先代よりも「さらに欧州車らしくなった」【10年ひと昔の新車】

3/2(土) 7:11Webモーターマガジン 配信より

https://news.yahoo.co.jp/articles/79f087d66e13ab3a98fe4bfb422a89e23d6d311f?page=1

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2014年8月に登場した3代目スズキ スイフト。試乗車はFFのXS、トランスミッションはCVT。

2010年8月、スズキは3代目となるスイフトを発表した。個性的なインテリアデザインと走りで人気のスイフトは、日本のみならず世界的に評価の高いコンパクトカー。3代目ではどう進化していたのか。ここでは登場後間もなく行われた国内試乗会の模様を振り返ってみよう。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2010年11月号より)

【写真はこちら】先代のイメージを踏襲しながら、より大きく力強いものになった。(全3枚)

スタイリングはあまり変わらないが中身は一新
2004年11月に登場した先代となる2代目スイフトは、ハンドリング性能、運動性能、走りのしっかり感、欧州テイストのスポーティなデザインなどが受けて、6年間で国内累計販売台数30万台を超える大ヒットとなった。先々代つまり初代スイフトは軽自動車をベースにしたモデルだったが、先代モデルで劇的な進化を果たして、一躍人気者となったのだった。

スイフトは日本だけでなく、欧州、インド、中国など世界8拠点で生産される世界戦略車であり、先代スイフトはコンパクトカーの本場欧州でも大成功を収めた。

むしろ欧州での人気は日本以上で、世界124カ国で累計180万台が販売されたことからも、スイフトがただ単に欧州テイストを持つだけのモデルでないことがわかる。

スイフトが属する欧州Bセグメントは、ポロ、プジョー207、ルノールーテシア(クリオ)、MINIといった強豪がひしめく激戦区で、その中でこれだけの実績をあげたのだから本物ということだろう。

そんなスイフトが3代目にフルモデルチェンジしたのだが、2代目からどう進化したのか気になるところだ。

大きな冒険を避けたのか、スタイリングは先代とよく似ている。

スイフトらしい要素を残しながらエモーショナルなものに変更したというが、正直、新旧のデザインの違いはわかりにくい。

ただ、ホイールベースは40mm伸ばされ、全長も95mm大きくなっていて、プラットフォーム、ボディ、シャシはすべて新設計されているという。

また、ボディがひと回り大きくなったにもかかわらず、高張力鋼板を多用したことで剛性を上げながら車重は軽くなったのもポイントで、FFモデルはすべて1000kgを切っている。スタイリングはあまり変わらなくとも、その内容は一新されたということだ。

エンジンは先代からの進化版となる1.2Lで、今回新たに可変バルブタイミングVVTを排気側にも備えるなどの変更を受けている。大きく変わったのはCVTで、副変速機を内蔵して広い変速比幅を持つJATCO製となった。すでに日産マーチなどにも採用されている新しいCVTだ。もちろん5速MTも設定される。

欧州コンパクトのライバルにとっても大きな脅威になりそう
試乗車はFFのXS、トランスミッションはCVTだった。いずれパワフルなエンジンを搭載する「スイフト スポーツ」が登場するのだろうが、現時点ではもっともスポーティなモデルだ。

走り出してすぐに、その俊足ぶりに驚かされた。アクセルペダルを踏み込むと、パワーがしっかりとついてくるのだ。

XSは本来実用的なモデルであるはずなのに、それでも十分にスポーティだ。エンジンを4000rpmも回せば、1.2Lと思えない、たっぷりとしたトルクでぐいぐいと加速していく。

ワインディングを走らせると、そのスポーティさはさらにハッキリしてくる。懐の深いサスペンション、軽量化された高剛性ボディ、可変ギアレシオを持つ電動パワーステアリングがクイックでシャープな走りをもたらしてくれる。

こうなると、パドルシフトのついたCVTが生きてくる。回転が上がった後、少し遅れてトルクがついてくる感じは残るが、パドルシフトで積極的にギアを選ぶとリズミカルな走りを楽しむことができた。燃費だけでなく、走りの良さにもつながるトランスミッションだ。

端的に言って、新型スイフトは先代よりも「さらに欧州車らしくなった」。

クルマとしての当たり前の性能をしっかりと作り上げている。

とりたててパワフルなエンジンを搭載しているわけではないし、凝ったサスペンションを持つわけでもないのに、しっかりとした走りの質感を実現することに成功しているのだ。

これは欧州コンパクトのライバルにとっても大きな脅威となるだろう。

ちなみに、スイフトは世界戦略車であるので、その地域にとって理想的な性能を発揮するように作られる。

日本仕様は走りの快適さと燃費性能を重視してCVTが採用されているが、これにより10・15モードで23.0km/Lという良好な燃費をマークしている。

(文:Motor Magazine編集部 松本雅弘/写真:原田 淳)

スズキ スイフト XS FF主要諸元
●全長×全幅×全高:3850×1695×1510mm
●ホイールベース:2430mm 
●車両重量:990kg 
●エンジン:直4DOHC
●排気量:1242cc
●最高出力:67kW(91ps)/6000rpm
●最大トルク:118Nm(12.0kgm)/4800rpm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:FF
●車両価格:147万5250円(2010年当時)

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最終更新:3/2(土) 7:11 Webモーターマガジン

 

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新エンジン採用でさらに楽しく軽快!! 新型スイフトは個性派に!? 3気筒エンジンで気になった点とは?

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新エンジン採用でさらに楽しく軽快!! 新型スイフトは個性派に!? 3気筒エンジンで気になった点とは?(ベストカーWeb) - Yahoo!ニュース

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 日本では、道路事情や手頃な車両価格から、小さなクルマを好む人が多い。

 

すると自動車メーカーも自ずと力を入れるので優秀なクルマも多くなる。

 

ここでは2023年12月のモデルチェンジ以来早くも人気のスズキ スイフトを取り上げる。

 

  【画像ギャラリー】若者よコイツと共に走れ!!さらに楽しく軽やかに走る新型スズキ スイフト(24枚) 

 

※本稿は2024年2月のものです 文/吉川賢一、写真/SUZUKI 初出:『ベストカー』2024年3月10日号  2023年12月13日に発売

 

開始となった新型スイフトに公道試乗することができた。

 

新型スイフトのポイントは4つ。デザイン、燃費/走行性能、安全装備、そして快適装備/パッケージングだ。

 

なかでも新開発の高効率3気筒エンジン(Z12E)と新CVTによる低燃費はホットポイントだ。 

 

CVTだと24.5km/L、5速MTだと最高値の25.4km/Lにもなり、他社製ストロングハイブリッド車も真っ青のレベル。

 

ただ、3気筒エンジン特有のネガが生じていないかはチェックしたいところだ。  

 

試乗車はマイルドハイブリッド車のHYBRID MZ(CVT、2WD)。クールイエローメタリックは、最近若者に人気のくすみカラー。スズキによると、新型スイフトはより若い人に向けて開発したそうで、先代スイフトとは違った垢抜けたデザインとカラー、そして端正な顔立ちで、若い層にも人気が出る予感がする。  

 

驚くべきは内装。樹脂素材ではあるのだが、色使いや模様、スイッチのレイアウトなどが上手く、見た目のクオリティが驚くほど高い。日産の「ノートオーラ」並みにも感じられ、相当頑張ったと思う。  

 

メーター内の液晶画面は小ぶりだが、センターディスプレイがドライバー側へちょっとだけ傾けられたことで包まれ感があり、安心できる。  

 

いよいよ試乗。最小回転半径4.8mからくるスイフト特有の取り回しのよさは健在で、駐車場や狭所でのUターンなどは容易だ。  

事前の説明では3気筒エンジンは燃費重視だとされていたが、速度を上げていっても動力性能は充分。軽いボディの恩恵も大きいが、CVTのチューニングで、あえてシフトチェンジ時にショックを出すように演出し、力強い加速フィールを出しているとか。  

 

楽しくて、パドルシフトでシフトダウン、アップを繰り返してエンジンサウンドを味わってしまった。ロードノイズも小さく、一般道を流すシーンでは、車内はかなり静かだった。  

 

サスペンションの振動吸収性も高く、段差の衝撃を丸め込んでいなしてくれるような印象があり、安心感があって乗り味が心地よい。  

 

かといってハンドリングもおろそかになっておらず、ハンドルを切れば素直に曲がる感覚や、少ないロールでコーナーを軽やかに駆け抜ける身のこなしは、コンパクトカーのなかでは相変わらずピカイチだと感じた。  

 

気になったのは、3気筒エンジン特有のアイドリング振動。ブルブルといった振動がハンドルやシート、シフトノブを通して身体に伝わってくる。  

 

先代の4気筒エンジンから、今作では3気筒へと変更となったことで、対策は念入りに施したとスズキ担当者は話していたが、他社製の3気筒エンジンと比べると、まだやれる余地はあるように思う。

 

車速が上がれば、そのほかの揺れに紛れるのでわからなくなるが、感度の高い人には気になる部分かもしれない。  

 

ただ、出たばかりの新型モデルであるため、こうしたネガは年次改良で解消されていくことだろう。

 

この先に控える新型スイフトスポーツもこの新型3気筒エンジンがベースとなる可能性は高い。歴代スイスポの魅力であり続けた「走りのFUN」を追求したモデルになっていくことを期待したい。  

 

スイフトが新型となったことで、その新型をベースとするスイフトスポーツも気になるところだ。  

 

新型は現行欧州仕様が採用する48Vマイルドハイブリッドシステムを採用すると見られ、出力は150ps程度となるもよう。ハイブリッドとなり若干価格は上昇するが、それでも230万~260万円と、引き続き割安といえる価格となる。登場は今夏の予想。  

 

今回の試乗会では乗れなかったが、新型スイフトで注目されるのがハイブリッドMXグレードに設定される5MT車の存在。

 

WLTCモード燃費=25.4km/Lで、全グレード中唯一のエコカー減税100%となっている。

 

気になる走りについては、近々に試乗予定なので改めて報告したい。  

 

●新型スイフト(HYBRID MZ・4WD)諸元表 ・全長:3860mm ・全幅:1695mm ・全高:1525mm ・ホイールベース:2450mm ・車両重量:1020kg 

 

・パワーユニット:1.2L直3 DOHC+モーター ・エンジン最高出力:82ps/5700rpm 

 

・エンジン最大トルク:11.0kgm/4500rpm 

 

・モーター出力:3.1ps/6.1kgm 

 

・トランスミッション:CVT ・WLTCモード燃費:22.7km/L

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トヨタが1500cc新エンジン開発加速、水素・合成燃料視野


3/4(月) 11:20 ニュースイッチ 配信より

https://news.yahoo.co.jp/articles/b944da2027cf07c2e441f3d32ab969759687f181

ニュースイッチ

トヨタ
トヨタ自動車が進めている、新型エンジン開発プロジェクトの一端が分かった。開発しているのは1500cc直列4気筒エンジンで、車両搭載時期は未定だが、早ければ2026―27年にも開発にめどを付ける見通し。補助金の見直しや航続距離などの課題から、世界では電気自動車(EV)シフトが鈍化。利便性の高いハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)の需要が増えている。水素や合成燃料などの活用も視野に環境性能の高い高効率エンジンの重要性が高まっており、対応を強化する。

【グラフ】トヨタ・レクサスのHV・PHV年間グローバル販売

 1月に開かれた展示会で、豊田章男会長が新型エンジンの開発に着手したことを明らかにした。同会場では高い環境性能のエンジンとレース向けエンジンの二つの開発を示唆。1500cc直列4気筒のエンジンはこのうち、環境対応型とみられる。上郷工場(愛知県豊田市)で開発し、日本や中国などで走行する車両への搭載を想定する。

 脱炭素化の流れを受け、エンジンの環境規制はますます厳しくなると予想される。ただ、足元ではEV需要の一巡やインフラの未整備などにより、現実解としてエンジンとモーターを組み合わせたHVやPHVの価値が再評価されている。需要も旺盛で、トヨタはHVが年間販売500万台を超えるタイミングを、従来の26年から25年に前倒しすることも視野に入れている。

 トヨタは地域のエネルギー事情に応じて最適な車を提供する「マルチパスウェイ」を一丁目一番地の戦略に位置付け、この重要性を提唱してきた。

 

EVシフトが過熱した昨今でも方針をぶらさずに、さまざまな顧客ニーズに対応できる体制を整えている。

 

30年の全世界におけるEVの需要予測は3割程度であり、残り7割はエンジンを搭載する車となる。

 

グローバルで事業を行うトヨタにとってエンジン開発は必須の項目となる。

 

環境性能と出力に加え、安価を実現する新エンジンで脱炭素化と顧客ニーズに応える。

 独メルセデス・ベンツや米ゼネラル・モーターズ(GM)などはEV需要の鈍化により戦略の見直しを迫られており、

 

トヨタの戦略があらためて評価される形となっている。

最終更新:3/4(月) 13:48 ニュースイッチ