【速報中】愛知 武豊火力発電所「爆発あり黒煙上がる」通報

 愛知県

 

武豊火力発電所「爆発あり黒煙上がっている」通報 愛知 武豊町 | NHK | 愛知県

配信より

 

31日午後、愛知県武豊町にある火力発電所で火災が発生し、3時間以上たった今も黒煙が上がっています。

警察や消防によりますと、けが人や逃げ遅れた人は確認されていないということです。

燃料搬送のベルトコンベヤーで火災発生 けが人確認されず

31日午後3時すぎ、愛知県武豊町にある武豊火力発電所で「爆発があって黒煙が上がっている」と、消防に複数の通報がありました。

発電所を運営する東京電力と中部電力が出資している電力会社「JERA」によりますと、ボイラーの囲い付近からの発煙を確認し、石炭などの燃料を搬送するベルトコンベヤーで火災の発生を確認したということです。

火災から3時間以上がたった今も黒煙は上がり続けていて、消防による消火活動が続けられています。

警察や消防によりますと、けが人や逃げ遅れた人は確認されていないということです。

また、中部電力によりますと、午後4時半の時点で、電力の供給への影響は確認されていないということです。

武豊火力発電所は名鉄河和線の富貴駅の南東500メートルほどの海に面した場所にあり、西側には知多半島の先へ続く国道247号が通っています。

火災が発生した5号機とは

JERAによりますと、火災が発生した「武豊火力発電所」は、1966年に1号機、1972年に2号機から4号機が運転を開始し中部地域の電力の安定供給に大きな役割を果たしてきたとしています。

老朽化に伴って、1号機から4号機はすでに廃止されていて、代わりに環境への配慮などから石炭と木質バイオマスを混ぜて燃やす新たな設備を導入し、2022年8月から5号機として運転を開始しています。

燃料となる石炭や木質バイオマスは貯蔵施設からベルトコンベヤーでボイラーの周辺へと送られます。

そして、こまかく粉砕された上でボイラーで燃焼され、発生した蒸気がタービンを回し、発電する仕組みです。

発電の出力は、一般家庭でおよそ240万世帯分にあたる107万キロワットに上り、国内最大級の発電能力だということです。

今回、ボイラーの周辺で煙が確認され、ベルトコンベヤーで火災が発生していますが、資源エネルギー庁やJERAは、これまでのところ原因は不明だとしています。

武豊火力発電所とは

愛知県武豊町にある武豊火力発電所は東京電力と中部電力が出資している電力会社「JERA」が運営している石炭火力発電所で、石炭と木質バイオマスを燃料としています。

発電所内では、かつて1号機から4号機が運転していましたが、電力の安定供給や発電コストの低減などのためにすべて廃止され、それらに代わって新たに5号機が2022年から運転しています。

燃料は、石炭に木質バイオマスを混ぜたものを使い、効率の高い発電設備を採用しているということで、1機あたりの出力としては、国内最大級の107万キロワットの発電能力があります。

ヘリ映像 複数の建物から黒煙 オレンジ色の炎激しく

31日午後4時10分ごろにNHKのヘリコプターから撮影した映像では、複数の建物から黒い煙が立ちのぼっている様子が確認できます。ベルトコンベヤーとみられる部分ではオレンジ色の炎が激しく燃えあがっています。

10分ほど前に比べて、炎は大きくなっていて、複数のホースを使って消火活動が行われています。また、爆発の影響か建物の屋根部分に何かの破片とみられるものが飛び散っている様子も確認できます。

目撃者「ドーンという音がして家が揺れた」

31日午後3時10分ごろ、視聴者が武豊火力発電所を撮影した映像では、2か所から黒い煙が上がっている様子が写っています。

また、午後3時半ごろに撮影した別の映像では、ベルトコンベヤーの複数の場所から炎が出て、黒や灰色の煙が上がっています。

この映像では消防車のサイレン音とともに、「ただいま石油コンビナート火災が発生しました」というアナウンスも流れています。

撮影した21歳の女性は「午後3時すぎ、家にいるときにドーンという音がして家が揺れて、ベランダから外に出たら火力発電所が黒い煙を上げながら燃えていました。その後、『石油コンビナートで火災が発生しました』という町内放送も聞こえました。消防車がたくさん集まり消火活動にあたっていて、午後4時現在はだいぶ鎮火してきています」と話していました。

JERA「深くおわび申し上げます」

武豊火力発電所を運営する東京電力と中部電力が出資している電力会社「JERA」によりますと、午後3時14分にボイラーの囲い付近から発煙を確認し、石炭などの燃料を搬送するベルトコンベヤーで火災の発生を確認したということです。

消防に通報するとともに、消火活動を行っているということですが、午後4時半までに、けが人の情報はないということです。また、5号機が運転していましたが、火災を受けて、午後3時29分に運転を停止したということです。

JERAは「地域の皆さまをはじめ、関係者の皆さまにご迷惑、ご心配をおかけしておりますことを深くおわび申し上げます」とコメントしています。

中部電力社長「現時点では安定供給できると考えている」

中部電力の林欣吾社長は31日の記者会見で、午後3時すぎに武豊火力発電所の5号機のボイラー付近で火災があったとした上で、「地域の皆様には大変なご心配をおかけしていると思います。本当に申し訳ございません」と陳謝しました。その上で林社長は中部電力管内の電力の供給について、「現時点では安定供給できると考えている」と述べました。

資源エネルギー庁“いまのところ けが人の情報入っていない”

資源エネルギー庁によりますと、火災が発生したのは、愛知県武豊町にある武豊火力発電所の5号機で、いまのところけが人の情報は入っていないということです。

この発電所では、現在、稼働している設備は5号機のみで、火災を受けて午後3時半ごろに緊急停止し、燃料となる石炭を送るベルトコンベヤーの設備が燃えているということです。

原因などは不明ですが、資源エネルギー庁は、いまのところ電力需給に問題はないとしています。

 

私のコメント :  令和6年1月31日、31日午後3時すぎ、愛知県武豊町にある武豊火力発電所で「爆発があって黒煙が上がっている」と、消防に複数の通報がありました。運営する東京電力と中部電力が出資している電力会社「JERA」によりますと、ボイラーの囲い付近からの発煙を確認し、石炭などの燃料を搬送するベルトコンベヤーで火災の発生を確認したということです。

 

中部電力の林欣吾社長は令和6年1月31日の記者会見で、午後3時すぎに武豊火力発電所の5号機のボイラー付近で火災があったとした上で、「地域の皆様には大変なご心配をおかけしていると思います。本当に申し訳ございません」と陳謝しました。

 

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中国電力 柳井市議会議員に中間貯蔵施設の概要など説明

 

中国電力 柳井市議会議員に中間貯蔵施設の概要など説明|NHK 山口県のニュース

配信より

 

上関町で建設に向けた調査が進められている中間貯蔵施設について、中国電力の幹部が周辺自治体の柳井市を訪れ、議員に施設の概要などを説明しました。

柳井市議会で行われた説明会には、上関原子力発電所準備事務所の松浦圭記所長らが出席し、中間貯蔵施設や建設に向けたボーリング調査の概要などを説明しました。


このうち、「キャスク」と呼ばれる使用済み核燃料を保管する金属製の容器は、2重のふたで放射性物質を閉じ込めることや、核燃料から発生する熱を外気で冷やすことなどを紹介していました。


このあとの質疑で、議員から「キャスク」の安全性について問われると、松浦所長は、「あらゆることに100%安全というのはこの世にはないが、国内外での実績や技術の蓄積で安全に使用済み核燃料を貯蔵できている」と答えていました。


また、中間貯蔵施設で一時的に保管した使用済み核燃料を再び燃料に加工する青森県六ヶ所村の再処理工場の稼働期間に関する質問では、「40年が1つの目安として示されている」と答えていました。


これに対して、議員から、40年後に再処理工場が閉鎖された場合、使用済み核燃料の行き先がなくなるのではないかと問われ、松浦所長は、「第二の再処理工場も含め国で検討されると思うが、今の時点で何も決まっていないのが実情だ」と答えていました。


説明会に参加した山本達也議長は、「市民は、中間貯蔵施設に関する十分な情報が得られていないので、直接、市民にも説明してほしい」と話していました。


中国電力は、31日以降、田布施町、平生町、周防大島町でも議員への説明会を予定しています。