石川に医療コンテナ18基、医療支援強化 1.5次避難所には診療所
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石川に医療コンテナ18基、医療支援強化 1.5次避難所には診療所(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
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能登半島地震の被災地での医療支援を強化するため、厚生労働省は19日、
医療機器を備え診療などができる「医療コンテナ」を石川県内に計7基設置したと発表した。
全国の医療機関に派遣を依頼し、さらに11基を現地に配備する。
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医療コンテナは、医療機器を搭載したまま移動し、現場ですばやく診療ができるため、
東日本大震災などの災害現場で活用されてきた。
プレハブやテントと比べ気密性、清浄性などが優れているとされる。
金沢市に設置された3基は、自衛隊ヘリの発着場所近くで、
航空搬送が必要な患者の症状を安定させるための拠点となる。
珠洲市の病院や避難所にも4基設置され診療や検査に使われる。
今後、珠洲市に6基、輪島市に3基、志賀町に2基が配備される予定となっている。
また、「1・5次避難所」となっている金沢市のいしかわ総合スポーツセンターでは
この日、県立中央病院の臨時診療所が開設された。
18日に同センターを視察した武見敬三厚労相は「当初の想定にはなかった医療的な対応が必要」と述べていた。
県内に3カ所ある1・5次避難所には19日時点で約300人が生活する。
武見厚労相の視察時には、現地で活動する災害派遣福祉チーム(DWAT)や
日本災害リハビリテーション支援協会(JRAT)のスタッフらから、
避難生活の長期化に伴う健康リスクの高まりを懸念する声も寄せられた。
(藤谷和広)
朝日新聞社
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