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首相官邸に入る岸田文雄首相(中央)=2024年1月16日午前9時55分、岩下毅撮影
林芳正官房長官は16日、衆参両院の議院運営委員会理事会に出席し、
通常国会を26日に召集する方針を伝えた。
会期は6月23日までの150日間。開会日には首相が施政方針演説をするのが通例だが、
自民党派閥の裏金問題を受け、野党は演説前に予算委員会の集中審議を開くよう要求した。
政府は、現時点で新たに58本の法案を提出する予定。裏金問題をめぐっては安倍派の4閣僚が交代したほか、
党所属議員が逮捕されるなど、異例の事態で開会を迎える。
この日の理事会では、与党側が召集日に岸田文雄首相の施政方針演説をしたいと提案したが、野党側は拒否。
「4閣僚が辞任していることの審議が大前提だ」として、首相が出席する予算委の集中審議を先に開くよう求めた。
引き続き与野党で協議を続けるが、
与党側は「いまの状況でこちらが強く出ることなんてできない」
(与党幹部)。
首相の演説前に予算委が開かれれば異例の対応となる。
朝日新聞社
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