山口県内の市長選、現職の自民党推薦なぜ分かれた? 岩国市長は見送る方向、下松市長は推薦決定
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2024年の山口県岩国市長選(1月21日告示、28日投開票)と
同県下松市長選(4月7日告示、14日投開票)に立候補を予定する現職の自民党推薦を巡る動きが分かれている。
党県連は5選を期す岩国市の福田良彦市長の推薦を見送る方向。
一方、3選を目指す下松市の国井益雄市長の推薦を25日に決定した。
無所属で立つ予定の福田氏と国井氏はともに自民党員。党県連から求められた誓約書に福田氏は署名せず、国井氏は署名したという。
福田氏は20日に報道陣の取材に応じ、党県連に推薦を依頼した際、「自民党が進める政策に賛同し、党県連の方針を最大限尊重した市政運営に努める」などとした誓約書への署名を求められたと説明。
「誓約を課せられると市長として仕事に支障がでる」として拒否したとし、党推薦を受けられない見通しを示していた。
党県連は、事実関係などを確認する中国新聞の質問に「推薦に必要な書類が整わなかったため」と回答した。
福田氏は現在4期目。前々回2016年、前回20年の市長選は自民党の推薦を受けた。
福田氏によると20年は推薦を依頼した際、誓約書への署名は求められなかったという。
国井氏は前回選での誓約書の存在を「覚えていない」とする。
一方、ある党関係者は自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件も踏まえ「今は自民の名前を出さない方が得策との見方もある」と明かす。
岩国市長選は福田氏と共産党県東部地区委員長で無所属新人の米重政彦氏の一騎打ちとなる見通し。
下松市長選は国井氏のほかに立候補を表明した人はいない。
中国新聞社
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