能登地震「テレビでみるよりも悲惨」 山形県警援助隊が活動報告

配信より

 

能登地震「テレビでみるよりも悲惨」 山形県警援助隊が活動報告(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

被害の大きかった石川県輪島市の「朝市通り」を捜索する山形県警広域緊急援助隊=山形県警提供

 

能登半島地震で災害対応にあたった山形県警広域緊急援助隊が12日、県警本部で活動報告を行った。

 

隊員ら26人は8~10日、震度6強を観測した石川県輪島市で、

 

壊れた家屋に人が取り残されていないか確認する任務にあたった。

 

大規模な火災が起きた同市中心部の「朝市通り」での捜索にも加わり、

 

道路が寸断された集落へは隊員が徒歩で向かった。

 

活動した3日間で少なくとも7世帯7人の安否が確認できたという。

 

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山形県警によると、朝市通りでは、富山、岐阜両県警とともに、行方不明者の捜索を行った。

 

東京ドームより広い約4万8000平方メートルが焼失した地域で、

 

山形県警の隊員は不明者情報のあった住宅4棟を重点的に捜索した。

 

重機が入れないため、がれきを片付けながら、持ち込んだスコップなどを使って基礎部分まで掘り進めて、

 

巻き込まれた人がいないか確認した。  

 

現地は依然として通行困難な道路が多かった。

 

雪が積もっていたため地割れや崩落の箇所が見えづらく、部隊を進行するのに苦労したという。

 

海沿いの集落に向かう際は、防波堤を2キロほど歩くなど困難を極めた。  

 

小隊長として指揮にあたった本間稔永(としなが)警部補(30)は「1人でも多く救助や安否確認したいと思い現場に入った。テレビでみるよりも悲惨な現場が多かった。倒壊している家屋が多く、被害が把握できていない状態だ。引き続き、救助活動にあたりたい」と振り返った。

 

【神崎修一】

 

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