能登半島地震 下関市が石川県庁に支援物資送る
01月04日 12時31分

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20240104/4060019063.html

石川県能登地方を震源とする地震の被災地を支援するため、下関市は、現地で不足している飲料水や毛布などを、4日、石川県庁に送りました。

下関市役所では、職員らが段ボール箱に入った支援物資を運送会社のトラックに積み込み、出発を見送りました。

支援物資は、市が備蓄していた500ミリリットル入りの飲料水3000本、長期保存できるパン500個、毛布500枚、ブルーシート200枚だということです。

下関市の前田市長が、全国青年市長会を通じて親交のある石川県小松市の宮橋市長に被災状況や現場のニーズを聞き、自治体からの要請を待たずに送るプッシュ型の支援として送ることを決めたということです。

支援物資は、小松市の仲介で4日夜までに石川県庁に届き、その後、被災地に送られるということです。

山口県によりますと、県内の自治体が今回の地震の被災地に支援物資を送るのは初めてだということです。

前田市長は、「穏やかな正月を送るはずが、気の毒で仕方がない。行政間のやりとりはあとでいいので、1秒でも早く苦しんでいる人を助けるのが行政の使命だ」と話していました。