「やっと着いた」「飛ぶか不安」 遅延や欠航、長蛇の列も 衝突事故で空の足混乱・羽田空港
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「やっと着いた」「飛ぶか不安」 遅延や欠航、長蛇の列も 衝突事故で空の足混乱・羽田空港(時事通信) - Yahoo!ニュース
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日本航空と海上保安庁の航空機衝突事故で、事故機がいまだ滑走路に残る
羽田空港では3日、100便以上が欠航となった。
空の足の乱れは年始のUターンラッシュを直撃し、
利用客は困惑した様子で「やっとたどり着いた」「飛行機が飛ばないと思い、不安になった」などと語った。
国内線出発ロビーの手荷物カウンターには長蛇の列ができ、大勢の人で混雑。
3日午後も半数近くの便に遅れが出ており、出発予定時刻の変更を知らせるアナウンスがたびたび流れた。
東京都内の実家から札幌に帰る予定という40代の女性会社員は、利用予定だった2日夜の便が欠航となり都内で1泊した。
「朝早くから空港のカウンターに並んだが、キャンセル待ちで予約した午前の便も欠航になり、夕方の便を待っている。こんな経験は初めて」と肩を落とした。
2日の便で羽田空港に入り、岡山県の帰省先から戻る10歳の息子を出迎える予定だったという秋田県の男性会社員(39)も、事故の影響で予定の便が欠航に。
タクシーと始発の新幹線を乗り継いで3日、羽田に駆け付けたといい、「ようやくたどり着いた」と疲れた様子を見せた。
利用客からは、予約した飛行機が無事に飛ぶか不安の声も聞かれた。
旅行先の宮崎県から帰ってきた30代の男性会社員は「帰れるか不安だった。5日からの仕事に影響がなくて良かった」と話した。
大阪へ旅行に向かう相模原市の嘉藤紗都子さん(77)は「飛ばないのではないかと不安に思って空港に来たが、予定通りで良かった」とほっとした様子だった。
滑走路には、翼部分を残して焼け落ちた日航機や、原形をとどめないほど黒焦げた海保機があり、部品が滑走路へ広範囲に飛び散っていた。午前11時すぎ、警視庁の捜査員約30人が滑走路で現場検証を開始。海保機の機体の残骸を撮影するなどしていた。
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