1号機廃炉4年遅らせる計画 知事“了解”を中国電力に伝える
1号機廃炉4年遅らせる計画 知事“了解”を中国電力に伝える|NHK 島根県のニュース
配信より
島根原子力発電所1号機の廃炉完了の時期を当初より4年遅らせる計画について、丸山知事は8日、県として了解することを中国電力に伝えました。
島根原発1号機を巡って、中国電力は青森県にある使用済み核燃料の再処理工場の完成が遅れているため、2045年度と見込んでいた廃炉完了の時期を、当初より4年遅らせて2049年度にする計画を示しています。
中国電力が県や松江市と結んでいる安全協定では、計画に変更がある場合、自治体側の事前了解を得ることが求められていて、これについて、丸山知事は8日、県庁を訪れた中国電力の中川賢剛社長に回答書を手渡して、県として了解することを伝えました。
回答書では、住民の安全確保を最優先に廃止措置を適切に実施することや、実施状況について関係自治体に丁寧な情報共有を行うことなどが盛り込まれています。
丸山知事は、「安全を最優先に着実に進めてもらうことが不可欠だ。要請したような安全対策などをしっかりと実施してもらいたい」と話していました。
また、中川社長は、「安全を第1に進め、みなさんに安心してもらえるよう取り組んでいきたい」と話していました。