県立大学の中期目標案 県内高校との一層の連携を
県立大学の中期目標案 県内高校との一層の連携を|NHK 山口県のニュース
配信より
山口県立大学の今後6年間の中期的な目標を話し合う県の評価委員会が開かれ、
大学と県内の高校との連携をより一層進めるなどとする目標の案が示されました。
山口県は、県立大学の中期的な運営の指針となる目標を6年ごとに策定しています。
30日は、来年度から令和11年度までの6年間の目標について有識者らが話し合う評価委員会が開かれました。
はじめに、県の担当者から大学と県内の高校の連携をより一層進めるなどとする目標の案が示されました。
これを受けて大学の担当者からは目標達成に向けて、
高校と大学の7年間で地域に貢献する人材を育成するため附属高校を設置することや、
大学と高校が連携した授業を受けた高校生が大学に入学した際に大学の単位として認めることなど、
具体的な計画の素案が説明されました。
委員からは、附属高校の設置について「特色ある教育に焦点を当ててほかにはない
県立大学の附属高校だというところをしっかりと出していってほしい」といった意見が出されました。
県では、11月の県議会に中期目標の案を提出し、議決を目指すことにしています。
私のコメント : 令和5年10月31日、山口県は、山口県立大学の中期的な運営の指針となる目標を6年ごとに策定しています。
令和5年10月30日は、来年度から令和11年度までの6年間の目標について有識者らが話し合う評価委員会が開かれました。
はじめに、山口県の担当者から山口県立大学と山口県内の高校の連携をより一層進めるなどとする目標の案が示されました。
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寺内文庫 築100年 保存へ道探る 当時最先端の工法
高橋豪
寺内文庫 築100年 保存へ道探る 当時最先端の工法 [山口県]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
配信より

日本統治下での初代朝鮮総督や首相を務めた山口市出身の寺内正毅(1852~1919)が集めた蔵書や朝鮮関連の史料を収めた私設図書館「寺内文庫」(山口市桜畠3丁目)が、築100年を迎えた。老朽化が進むなか、保存への道筋を探るために大学教授らによる調査が続いている。
寺内文庫は寺内の構想を元に、1921(大正10)年に完成した鉄筋コンクリート造り2階建て。
18日、山口県立大文化創造学科の斉藤理(ただし)教授(建築学)が調査の一環として、研究室の学生や保存を望む地元住民ら約20人とともに普段は立ち入ることができない建物内に入った。
斉藤教授によると、この日は竣工からちょうど100年にあたる。
閲覧室や書庫、事務室などの壁は黒ずみ、壁面は一部はがれ落ちていた。当時の面影を残すのはしっくいで仕上げた白い天井。
この天井は、柱や梁(はり)を細くして空間を広くする当時の最先端の工法が使われているという。
斉藤教授は、円窓や四つの箱をずらして組み合わせたような構造など細部へのこだわりや希少性について説明し、「新しいものを造ろうという大正期の意気込みが感じられ、文化財的価値がある」と話した。
寺内文庫は、県が56年に県立大の前身の山口女子短期大の図書館として利用しようと買い取った。
その後図書館が移転し、80年以降は使われなくなった。取り壊しの議論が出たこともあった。
斉藤教授らは10年前から調査を始め、地域住民とともに建物の清掃活動を続けている。2階の陳列室には、朝鮮の李王朝ゆかりの品が所蔵されていたこともあり、「朝鮮半島交流史を伝える立体的な教科書で、残っているだけで貴重」と斉藤教授。
今後も修復・保存に向け理解を広げていきたい考えだ。
建物を管理する県管財課は「保存の要望があるのは承知しているが、現時点で利活用の計画はなく、売却も選択肢に市や地元自治会の意向を聞いて対応を検討したい」としている。
(高橋豪)
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