岸田首相「壁」越え3年目突入 小泉&安倍両氏に並び「2000年以降で2年以上務めた首相」
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岸田首相「壁」越え3年目突入 小泉&安倍両氏に並び「2000年以降で2年以上務めた首相」(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
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岸田文雄首相は4日、政権発足から2年の節目を迎え、3年目に突入した。 2000年以降の首相は1年あまりで退陣したケースが多く、2年以上政権が続いたのは小泉純一郎、安倍晋三両氏の2人だけ。ともに長きに渡り政権を築いた両氏に並ぶ「2年の壁」を突破した形となった岸田首相は、ある意味「長期政権」に向けた道筋に入った格好ではあるが、この2年間は「山あり谷あり」(与党関係者)で、良い時と悪い時の差が激しい政権運営が続いた。 それでも関係者によると、首相は自身の手法に強い自信を持っているという。代名詞の「聞く力」の印象は影を潜め、逆風下でも強気の「岸田流」で進む流れは、当面続くとみられる。 岸田首相は菅義偉前首相の退陣で、第100代内閣総理大臣に就任。21年衆院選、22年参院選を勝ち、昨年の参院選後は当面国政選挙の予定がないため「黄金の3年間」を手にしたといわれた。しかし、安倍晋三元首相の銃撃死で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との関係が表面化。閣僚の辞任ドミノや首相秘書官だった長男の問題などが足を引っ張り、支持率は急落。「黄金ではなく地獄」などの指摘も出た。 今年5月のG7広島サミットでは議長を務め、ウクライナのゼレンスキー大統領の電撃来日などもあり、得意の外交での動きは話題になった。一方で、内政は「異次元」と見えを切った少子化対策や経済対策などで国民が納得できる打開策は打ち出せていない。SNS上では「増税」イメージが強いとして「増税メガネ」と批判も受ける首相だが、今月取りまとめる経済対策へ向けて「減税」を意識したような発言が登場しており、野党は「選挙対策ではないのか」と警戒する。 10月20日召集の臨時国会冒頭解散は消えたとみられているが、首相が年内解散の可能性を探っているとの見方は、依然くすぶっている。3年目は当面、「岸田政局」の行方に関心が注がれることになりそうだ。【中山知子】
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