国の「洋上風力事業」第1号、風車の不具合で運転開始が2年延期
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国の「洋上風力事業」第1号、風車の不具合で運転開始が2年延期(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

直径80メートルほどの羽根の取り付け作業が進む風車=2022年11月25日夕、長崎県五島市の椛島(かばしま)沖、朝日新聞社ヘリから、迫和義撮影
長崎県沖で洋上風力発電設備を建設している戸田建設は22日、風車の不具合を検査するとして2024年1月としてきた運転開始時期を26年1月に延期すると発表した。
GX(脱炭素化)を掲げる政府の「再エネ海域利用法」で初の認定を受けたが、検査や改修に約2年かかると判断した。
【写真】直径80メートルほどの羽根の取り付け作業が進む風車=2022年11月25日夕、長崎県五島市の椛島(かばしま)沖、朝日新聞社ヘリから、迫和義撮影
戸田建設は、大阪ガスや関西電力など計6社でつくる特別目的会社(SPC)の代表企業を務める。
最長30年間、長崎県五島市沖の海域を独占利用できる事業者として21年に国の認定を受けた。
風車を海上に浮かべる「浮体式」の設備8基の建を進めており、このうち2基で海中にあるコンクリート部分に不具合が見つかったため、他の設備に同様の不具合がないか検査するという。
戸田建設は今年5月、23年3月期決算で約95億円の減損損失を計上したと発表していた。
朝日新聞社
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