オランダのアリアーネ王女、イタリア留学が決定 スペインのレオノール王女が学ぶ名門の姉妹校へ
姉のアレクシア王女、スペインのレオノール王女&ソフィア王女が学ぶインターナショナルスクールの姉妹校で学ぶそう。
By Yoko Nagasaka
2023/05/16
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配信より
princess ariane
アリアーネ王女(Princess Ariane Of The Netherlands)
Getty Images
オランダのウィレム=アレクサンダー国王とマクシマ王妃の第3子のアリアーネ王女。
現在16歳の王女がイタリアに留学することが明らかになった。
王室が発表したとウェブサイト「ロイヤルセントラル」が報じている。
アリアーネ王女が学ぶのは国際バカロレア資格が取得できるインターナショナルスクール、ユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)のイタリア校アドリアティックカレッジ。
王女は現在ハーグにあるギムナジウムに通っているが、高校最後の2年間をこの学校で過ごしバカロレアを取得する。
UWCといえばウェールズにあるアトランティックカレッジが有名。
卒業生にはロイヤルも多くベルギーのエリザベート王女、そしてアリアーネ王女の父ウィレム=アレクサンダー国王も卒業生。
現在はアリアーネ王女の姉のアレクシア王女やスペインのレオノール王女、ソフィア王女が在籍している。
アリアーネ王女が選んだアドリアティックカレッジはその姉妹校である。
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マクシマ王妃(Queen Maxima of The Netherlands)、
カタリナ=アマリア王女(Princess Amalia of The Netherlands)、
アリアーネ王女(Princess Ariane of The Netherlands)
Getty Images
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アドリアティックカレッジはトリエステ近郊の村ドゥイーノにある。
学生数は約180人。
みんなで大きな寮に住むのではなく村にある住居に分かれて暮らし、そこから校舎に通う。
住居といってもその中には村にあるドゥイーノ城の一画も含まれているというからなかなか荘厳。
授業は英語で行われているが、イタリア語が必修である。
学費は年間約40,000ポンド(680万円)。
アリアーネ王女のもう1人の姉で、国王の第1子カタリナ=アマリア王女は昨年秋からアムステルダム大学に進学。
他の学生たちと共同生活を送る予定だったが、セキュリティ上の問題からかなわなくなってしまった。
王女が犯罪の標的になる恐れがあったと報じられている。
オランダ政府はアリアーネ王女の留学について「プライバシーを尊重してほしい」と発表している。
安全に素敵な学生生活を過ごせることを祈りたい。
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国際バカロレア(IB)とは?
留学先の学校では国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)を提供しているところもあります。国際バカロレアはいわゆる「世界共通の教育プログラム」です。スイスのジュネーブに本部を置く「国際バカロレア機構:International Baccalaureate Organization(IBO)」が提供しており、小学校に相当する初等教育(PYP)、中学から高校にあたる中等教育(MYP)、高校最後の2年間で履修するディプロマ(DP)の3課程があります。
日本を含む世界約140ヵ国で100万人を超える子どもたちが履修しています。
国際バカロレアは必ずしも初等教育からの受講が必須なわけではなく、大学進学を見据えてディプロマ課程のみ履修する学生も多いです。
国際バカロレア(IB)教育発足の目的は、国際機関や外交官の子どもたちが親の異動に伴い複数の国を転々とする中で、一定の教育を継続的に受けられなかった子どもたちの大学進学に向けて、偏りのない世界共通の教育を受けさせることを目的として1968年にはじまりました。
以来「地球市民としての自覚を持ち、豊かな知識・優れた見識のあるバランスのとれた人間を育成すること」を目標に掲げ、国際社会の一員として異文化に対する理解力と寛容性を持ち、自覚と責任ある人格形成を行うべく、以下の10項目をIB学習者の人間性として挙げています。
国際バカロレア教育における10の学習像
- Inquirers 探究する人
- Knowledgeable 知識のある人
- Thinkers 考える人
- Communicators コミュニケーションができる人
- Principled 信念をもつ人
- Open-minded 心を開く人
- Caring 思いやりのある人
- Risk-takers 挑戦する人
- Balanced バランスのとれた人
- Reflective 振り返りができる人
予測不能な社会に通用する教育として
未来を担う若者がこれから向き合っていく社会は変化に富み、これまでの知識や経験、考え方では歯が立たないものであると想定されます。
前に進むためには発想や考え方、価値観のあり方を、これまでとは変えていくことが求められる段階にきており、「未知の未来社会」を生きる知恵とマインドの醸成にIB(国際バカロレア)教育が適しているとして、世界中の学校現場での導入も近年増えています。
ここ数年、日本国内でも続々とIBディプロマを導入する教育機関が誕生しており、学び方の選択肢が広がりを見せているのは歓迎すべき変化です。
一方で弊社では、留学という自律をはぐくむ環境において、世界各地の様々な文化背景から集った同年代の生徒たちと意見を交え、学びあい、高めあえるIBディプロマの利点を最大限に吸収できる環境で成長を望むお子様、そのご家族を応援します。
日本の高校2・3年次にあたるIBディプロマ課程の2年間で履修する6分野
この他にもCAS(創造性・活動・奉仕)、TOK(知の理論)、課題論文にも取り組みます
IB(国際バカロレア)のディプロマ課程では、2年間かけて上記を履修、プロセスの最終段階に試験が行われます。試験に至るまでの提出課題の出来具合や授業での発表内容など、試験に至るまでのプロセスも同様に大事なものであり、実際にIB履修生の声を集約すると、複数の同時進行であるため、時間管理の大切さもまたIBを履修する上で重要と聞きます。肯定的な感想を持つ学生もいれば、批判的な意見を持つ学生もいて、全ての学生に必ずしも適している訳ではありませんので、将来的な進路や学生自身の得意・不得意分野を加味しながら履修前には十分ご相談頂くことをお奨めします。
IB Diploma課程の受講にあたって
IB Diploma課程は希望すれば誰しもが受講できるとは限らず、一般的に受講条件として下記の点が挙げられています。
①成績優秀である
②授業についていける英語力がある(*目安:TOEFL iBT80以上、IELTS5.5以上)
③海外の授業スタイルに慣れている
④自己管理能力が備わっている
将来的にIB Diploma課程を目指すなら、英語力の向上や海外の授業スタイルになれるためにもDiploma課程開始の1~3年前には留学をスタートされることを推奨しています。課題も多く、複数のプロジェクトを同時進行する等、忙しい2年間となるため、タイムマネジメントやセルフコントロールのスキルを身に着けておくことも重要です。
事例
A・E君 留学先:イギリス 学校:Taunton School + St Clare’s
将来、海外で医師になる夢を実現するために、中学2年生に渡英。それまでに海外の生活に慣れるよう、サマースクールを何度か経験。渡英後は進学準備校からスタートし、2年間のGCSEコースを終了後、オックスフォードにあるIB専門校に転校。卒業後、スコットランドにある名門University of St Andrew‘sの医学部に進学。
M・Uさん 留学先:スイス 学校:Institut Monte Rosa + St. George’s School
中学からの留学で英語も初心者だったMさんはまずは留学生活に慣れ英語を鍛えたいとのことで、小さなアットホームなMonte Rosaに入学。ここで4年間学び満を持してIBを履修するためにSt. George’sに転校。卒業後はオーストラリアのメルボルン大学の遺伝子学部に進学。
以下、省略しています。