広島県、山口県で最大震度3の地震 広島県・大竹市、江田島市、山口県・下関市、上関町、下松市

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広島県、山口県で最大震度3の地震 広島県・大竹市、江田島市、山口県・下関市、上関町、下松市(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース

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26日午後10時29分ごろ、広島県、山口県で最大震度3を観測する地震がありました。

 

  【詳細】各地の震度一覧・最新LIVE 

 

気象庁によりますと、震源地は周防灘で、震源の深さはおよそ80km、地震の規模を示すマグニチュードは4.6と推定されます。 この地震による津波の心配はありません。 最大震度3を観測したのは、広島県の大竹市と江田島市、山口県の下関市と上関町、それに下松市です。 

 

【各地の震度詳細】 

 

■震度3 □広島県 大竹市 江田島市 □山口県 下関市 上関町 下松市 

 

■震度2 □広島県 広島中区 広島南区 広島西区 広島安佐南区 広島安佐北区 広島安芸区 広島佐伯区 呉市 東広島市 廿日市市 府中町 海田町 坂町 安芸高田市 北広島町 三原市 尾道市 世羅町 □山口県 岩国市 光市 柳井市 周防大島町 和木町 田布施町 平生町 山口市 防府市 周南市 萩市 □島根県 益田市 江津市 邑南町 吉賀町 □徳島県 牟岐町 □愛媛県 今治市 西条市 松山市 伊予市 久万高原町 砥部町 宇和島市 八幡浜市 大洲市 西予市 伊方町 □高知県 仁淀川町 佐川町 宿毛市 □福岡県 福津市 新宮町 行橋市 中間市 苅田町 みやこ町 飯塚市 糸田町 柳川市 □佐賀県 佐賀市 □熊本県 和水町 □大分県 国東市 姫島村 杵築市 佐伯市 

 

■震度1 □広島県 広島東区 竹原市 熊野町 大崎上島町 広島三次市 庄原市 安芸太田町 福山市 広島府中市 神石高原町 □山口県 宇部市 山陽小野田市 長門市 美祢市 阿武町 □島根県 浜田市 大田市 川本町 島根美郷町 津和野町 松江市 出雲市 安来市 雲南市 奥出雲町 □徳島県 阿南市 那賀町 美波町 美馬市 徳島三好市 つるぎ町 □愛媛県 新居浜市 四国中央市 上島町 東温市 愛媛松前町 内子町 松野町 愛媛鬼北町 愛南町 □高知県 高知市 土佐市 須崎市 高知香南市 香美市 本山町 大豊町 土佐町 大川村 いの町 日高村 梼原町 高知津野町 四万十町 大月町 安芸市 東洋町 田野町 芸西村 □福岡県 福岡博多区 福岡中央区 福岡西区 大野城市 宗像市 糸島市 北九州門司区 北九州若松区 北九州小倉南区 北九州八幡東区 豊前市 芦屋町 上毛町 築上町 直方市 宮若市 嘉麻市 香春町 添田町 久留米市 八女市 小郡市 みやま市 筑前町 □佐賀県 鳥栖市 小城市 神埼市 上峰町 みやき町 □熊本県 玉名市 山鹿市 玉東町 熊本高森町 □大分県 中津市 豊後高田市 宇佐市 大分市 別府市 臼杵市 津久見市 日出町 豊後大野市 竹田市 □和歌山県 御坊市 □鳥取県 鳥取市 □岡山県 新見市 真庭市 岡山美咲町 岡山北区 岡山東区 岡山南区 倉敷市 玉野市 笠岡市 総社市 高梁市 瀬戸内市 赤磐市 浅口市 和気町 里庄町 矢掛町 □香川県 高松市 さぬき市 東かがわ市 土庄町 直島町 丸亀市 善通寺市 観音寺市 三豊市 綾川町 琴平町 多度津町 まんのう町 □宮崎県 延岡市 高千穂町

 

気象庁の発表に基づき、地域ごとに震度情報をお伝えしています。 新たな情報が発表され次第、情報を更新します。

 

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【関連記事】

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  1. 宇部沖断層群(周防灘断層群)の長期評価
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 地震調査研究推進本部地震調査委員会は、平成20年11月17日に「宇部沖断層群(周防灘〔すおうなだ〕断層群)の長期評価」をとりまとめ、公表しました。ここではその概要を紹介します。
 なお、宇部沖断層群について評価した結果、この断層群は周防灘の広い範囲に分布することから、以下では周防灘断層群と称します。


 周防灘断層群は、山口県宇部市、山口市及び防府市(ほうふし)にかけての沖から、大分県の国東半島(くにさきはんとう)北方の周防灘東部に分布する断層帯(群)です。周防灘断層群は、概ね北東−南西から南北方向に延びる、並走する多数の断層から構成されますが、分布する断層の位置及び形態から、周防灘断層群主部、秋穂(あいお)沖断層帯及び宇部南方沖断層帯の3つに区分されます。
 周防灘断層群主部は、山口県防府市の南方沖から大分県の国東半島北西沖に至る断層帯です。長さは約44kmで、概ね北北東−南南西方向に延びています。周防灘断層群主部は右横ずれを主体とし、北西側隆起の成分を伴う断層です。
 秋穂沖断層帯は、山口県防府市の南西沖に分布する断層帯です。長さは約23kmで、概ね北東−南西方向に延びています。秋穂沖断層帯は右横ずれを主体とし、北西側隆起の成分を伴う断層です。
 宇部南方沖断層帯は、山口県宇部市の南方沖に分布する断層帯です。長さは約22kmで、概ね南北方向に延びています。宇部南方沖断層帯は横ずれを主体とし、西側隆起の成分を伴う断層です。


 周防灘断層群の過去の活動は次のようであった可能性があります。  

(1)周防灘断層群主部

●最新の活動

 約1万1千年前以後、約1万年以前

●平均活動間隔

 概ね5千8百−7千5百年

●1回のずれの量

 1−2m程度(上下成分)

(2)秋穂(あいお)沖断層帯

●最新の活動

 不明

●平均活動間隔

 不明

●1回のずれの量

 2m程度(右横ずれ成分)

(3)宇部南方沖断層帯

●最新の活動

 不明

●平均活動間隔

 不明

●1回のずれの量

 2m程度(横ずれ成分)




(1)周防灘断層群主部
 全体が1つの区間として活動する場
合、マグニチュード(M)7.6程度の地震が発生する可能性があり、その際、 断層近傍の海底面では、3−4m程度の右横ずれと断層の北西側が南東側に対して相対的に高まる段差が生じる可能性があります。周防灘断層群主部の最新活動後の経過率及び将来このような地震が発生する長期確率は表に示すとおりです。本評価で得られた地震発生の長期確率には幅がありますが、その最大値をとると、周防灘断層群主部は、今後30年の間に地震が発生する可能性が、我が国の主な活断層の中では高いグループに属することになります。
(2)秋穂沖断層帯
 全体が1つの区間として活動する場合、M7.1程度の地震が発生する可能性があり、その際には断層近傍の海底面に2m程度の右横ずれと断層の北西側が南東側に対して相対的に高まる段差が生じる可能性があります。ただし、秋穂沖断層帯の最新活動後の経過率及び将来このような地震が発生する長期確率は不明です。
(3)宇部南方沖断層帯
 全体が1つの区間として活動する場合、M7.1程度の地震が発生する可能性があり、その際には断層近傍の海底面に2m程度の横ずれと断層の西側が東側に対して相対的に高まる段差が生じる可能性があります。ただし、宇部南方沖断層帯の最新活動後の経過率及び将来このような地震が発生する長期確率は不明です。
 


 この度公表した本断層帯の長期評価は、将来発生する地震の規模や可能性について述べています。この評価への理解を深めると共に、地震に対するイメージを持って頂くことを目的に、想定されている地震が発生した場合、どの程度の揺れに見舞われる可能性があるのかについて、計算を行いました。長期評価結果と併せて、防災対策の一助として頂ければ幸いです。
 なお、個別地域の被害想定や防災対策の検討を行う場合は、より詳細な地震動評価を別途行う必要があります。

[解 説]
 3枚の図は各断層帯で想定された地震が発生した場合に予測される、震度分布の概要を示しています。
 各断層帯が活動した場合には、断層帯周辺の周防灘沿岸地域で震度6強以上(赤色)や震度6弱(橙色)の大変強い揺れに見舞われる可能性があります。
 周防灘断層群主部の活動に関しては、山口県の防府市から周南市(しゅうなんし)にかけての沿岸部や大分県の中津平野で震度6強以上の揺れが予測されています。震度6弱の揺れは、山口市・宇部市・別府市の一部に、震度5強(黄色)の揺れは、大分市沿岸や下関市・北九州市の一部にまで及びます。山口県南部・福岡県東部・大分県北部の広い範囲や久留米市・広島市の一部は震度5弱の揺れに見舞われます。
 秋穂沖断層帯の活動に関しては、防府市沿岸の一部に震度6強以上の揺れが予測されています。震度6弱の揺れは、山口市・宇部市の一部、防府市、大分県の中津平野の一部にまで及びます。周防灘沿岸部を中心に、下関市・北九州市・別府市・大分市の一部は震度5弱の揺れに見舞われます。
 宇部南方沖断層帯の活動に関しては、宇部市沿岸の一部に震度6強以上の揺れが、周防灘沿岸部を中心に山口市の一部まで震度6弱の揺れが予測されています。
下関市・北九州市・別府市・大分市の一部は震度5弱の揺れに見舞われます。
 なお、実際の揺れは、個々の地点の地盤条件や断層の破壊の仕方によっては、予測されたものよりも1〜2ランク程度大きくなる場合があります。特に活断層の近傍などの震度6弱の場所においても、震度6強以上の揺れになることがあります。