【長崎】中国が水産物禁輸 長崎市長が懸念
NIB長崎国際テレビ配信より
【長崎】中国が水産物禁輸 長崎市長が懸念(長崎国際テレビ) - Yahoo!ニュース
配信より
NIB長崎国際テレビ
24日から始まった福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐる問題です。
中国が日本産水産物の全面禁輸を発表したことを受け、
長崎市の鈴木市長は「早期の輸出再開に向け国などへの働きかけを行いたい」と述べました。
東京電力が24日午後開始した、福島第一原発にたまる処理水の海洋放出。
中国は放射能汚染のリスクに対応するとして、
日本を原産とする水産物の輸入を全面的に停止すると発表しました。
県によりますと、昨年度の水産物の輸出額は過去最高の71億円で、
国別では中国が最も多く、35%を占めるということです。
県では「長崎の鮮魚は、中国でも評価されてきたが、輸入禁止が長引けば影響は避けれられない」として、
早期再開に向けて情報収集などを行うということです。
また、県漁連は県内事業者への調査を始めていて、「どれくらいの影響があるのかを見極めたい」としています。
長崎市の鈴木市長は-。
(鈴木長崎市長) 「長崎市における水産物の輸出全体の半数以上が中国向け。新型コロナの制限が緩和され、中国への輸出再開に取り組んできたその矢先の話」
25日開かれた定例会見で「全面禁輸は、長崎市にとっても影響が大きい」と話しました。
市の水産振興課によりますと、2021年度、長崎市からは中国におよそ13億円の水産物を輸出していて、全体の半数以上を占めていたということです。
今後は県内事業者と連携をした上で、早期の輸出再開に向けて国などへの働きかけを行いたいとしています。