夏の甲子園 慶応と仙台育英の両監督に聞く 相手の印象、意気込みは?
全国高校野球選手権
甲子園(神奈川代表校)
慶応高校
高校野球 神奈川新聞 2023年8月22日(火) 21:00
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慶応と仙台育英の両監督に聞く 相手の印象、意気込みは? 夏の甲子園 | カナロコ by 神奈川新聞 (kanaloco.jp) 配信より
慶応の森林貴彦監督と仙台育英の須江航監督に、お互いのチームの印象や決勝への意気込みなどを聞いた。(藤江 広祐)
森林監督(左)、須江監督(右)
―相手の印象は。
森林 昨年のチャンピオン。どの試合を見ても素晴らしい。選抜で対戦し、投手力、守備力で非常にレベルの高さを感じた。基準になったおかげで夏にここまで来られたと思っている。仙台育英さんにも恩返ししたい。
須江 勢いだけじゃなく、真に実力がある、知性が高いチーム。監督から指示が出てから動くのではなくて自分で考えて一瞬で選択するチームが強いと思う。それを体現している。一番強いチームが勝ち上がってきた。
―決勝の舞台で再戦する。
決勝千の抱負を語る森林監督=津門中央公園野球場(立石 祐志写す)
森林 まさに運命の一戦。夏の神奈川大会前の最後の練習試合もやらせてもらった。どれほどの試合になるか分からないが、チームの集大成としてぶつかるには最高の相手だと思う。
須江 (夏の)練習試合で森林さんと『また甲子園で戦えたら幸せですね。初戦じゃなくて決勝でやれたら夢みたいですね』と話した。現実になり、不思議な縁というかワクワクする。
―選手に伝えたいことは。
森林 一戦一戦で成長していくことをすごく大切にしている。甲子園でも素晴らしい舞台、相手と対戦し大きく成長させてもらった。明日また成長させてもらえる。うれしくて、楽しいなということを伝えたい。
練習開始前に仙台育英ナインを集めた須江監督=津門中央公園野球場(和田 秀太郎写す)
須江 慶応は日本の政治、経済などでどんな影響力を持っているか、どのような人がいるのかという話をしたい。2年連続で決勝進出できたのは奇跡みたいな話。その瞬間を楽しもうと、とびきりの笑顔でやってほしい。
―決勝へ意気込み。
森林 高校野球にはいろんな考え方があって良い。今まではあまり見なかったなというスタイルを示すことができれば高校野球の多様性を広げることにもなる。明日の決勝はうちの姿を見せる良い機会だと思う。
須江 優勝から366日。終わりじゃなくて新しいスタートになると、昨夜のミーティングで話した。本当の意味で楽しんでやりたい。疲れているので仙台や東北の皆さんからパワーを送ってもらって、午後2時に受け取りたい。