【台風6号】沖縄にかなり接近 急カーブして九州・本州に近づくおそれも 気象庁・アメリカ・ヨーロッパ予報機関の進路予想は?【8月6日にかけての雨風シミュレーション】
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気象庁によりますと、大型で非常に強い台風6号は、
1日午前10時には那覇市の南東にあって、1時間におよそ20キロの速さで西北西へ進んでいます。
中心の気圧は935ヘクトパスカル、
中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルで
中心の東側280キロ以内と西側220キロ以内では
風速25メートル以上の暴風となっています。
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沖縄地方では、2日にかけて暴風や高波、高潮に厳重に警戒し、
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫への警戒が必要です。
また2日にかけて、奄美地方では高波に厳重に警戒し、暴風に警戒が必要です。
台風は、非常に強い勢力を維持したまま1日夜から2日にかけて、沖縄地方にかなり接近する見込みです。
その後、台風は東シナ海で速度が遅くなるため、
3日以降も沖縄地方や奄美地方では大荒れや荒れた天気となるおそれがあります。
そして台風6号のその後の進路について、警戒すべき情報も出てきました。
気象庁によりますと、4日から5日にかけて進路を北東へと変え、
6日にかけてもそのまま北東へ進む予想となっています。
アメリカとヨーロッパの予報機関が出したシミュレーションによりますと
気象庁の進路予想と同様に、台風6号は沖縄地方に接近したあと、進路を東よりに変える予想を示しています。
石川博康 気象予報士
「当初は大陸に進むとの予想が強かった台風6号ですが、それが変わってきました。
沖縄周辺で東よりに急カーブして進路を変える予想となっています。
そうすると台風が沖縄や奄美地方に長くとどまるおそれもあり、影響も長引く可能性があります。
また台風6号はその後、そのまま九州、そして本州に近づくことも考えられます。そうなると山陰への影響も出てきます」
当初は大陸に進むとの予想が強かった台風6号ですが、なぜ予想が変わってきたのでしょうか。
石川博康 気象予報士
「台風6号の進路については、
日本を広く覆っている太平洋高気圧が大きなカギを握っています。
太平洋高気圧は現在の猛暑をもたらしているわけですが、
当初はその勢力が強くあり続けると予想されていたので、
台風はその淵を通って北へ進んでいくと予想されていました。
しかし、太平洋高気圧の勢力が若干弱まる予想となったため、
台風6号が通る「淵」も南に下がることが予想され、
進路を東よりに変える可能性が出てきたというわけです。
ただ今後も予報は変わる可能性があります。
最新の情報をチェックするようにしてください」
山陰放送
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