夏の訪れを告げる「山口祇園祭」 4年ぶりに市民総踊り
夏の訪れを告げる「山口祇園祭」 4年ぶりに市民総踊り|NHK 山口県のニュース
配信より
夏の訪れを告げる山口市の伝統的な祭り、「山口祇園祭」の市民総踊りが、24日、4年ぶりに開催され、参加した市民が思い思いに踊りを披露しました。
「山口祇園祭」は、室町時代に中国地方を治めていた大内氏が、京都の三大祭りの1つ「祇園祭」にならって始めたと伝えられていて、ことしは7月20日から27日にかけて開催されています。
24日は、市内の中心商店街で4年ぶりに市民総踊りが行われ、地元の企業や子ども会など、25団体およそ1230人が参加しました。
総踊りでは、はっぴや浴衣を着た人たちが「大内の殿様」という唄にあわせて踊りを踊りながら、商店街のアーケードを練り歩きました。
このうち、地元の子ども会の子どもたちは、おそろいのはっぴ姿で踊り、唄の最後になると「とのさま!とのさま!おとのさま!」と元気よく声をあげていました。
参加した子どもたちは、「こうやってみんなで踊ったことはこれまでありませんでした。みんなで踊れて楽しかったです」と話してました。
観覧していた90代の女性は、「私はもう踊れないけど、みんなが楽しく踊っているのを見られて良かったです。ようやく日常に戻った感じがします」と話していました。