鹿児島市などで運行のスクールバス　一部廃止・減便検討　鹿児島交通　

7/10(月) 20:55　鹿児島テレビ　配信より

配信より

鹿児島テレビ

鹿児島交通が鹿児島市など６つの市で運行しているスクールバスの一部を廃止、

または減便する方向で検討していることが分かりました。

廃止、または減便が検討されているのは、鹿児島交通が鹿児島市や

薩摩川内市など６市、１０高校を対象に運行するスクールバスと路線バスです。

検討されている変更内容は、スクールバスの全便廃止や一部廃止、

通学に利用される路線バスの減便など各学校によって様々です。

鹿児島交通は、このような廃止・減便を進める背景として、

運転手不足や２０２４年度から運転手の拘束時間の上限が改正される、

いわゆる「２０２４年問題」を上げています。

対象となる路線では３校では、２０２３年４月に一部スクールバスが廃止されているほか、

２０２４年度以降の廃止が検討されているバスもあります。

今後、廃止や減便が検討されている高校では、既存の路線バスを活用した通学方法の調査や

保護者へのアンケートなどを実施しているということです。

１０の高校におけるスクールバスや路線バスの廃止・減便が、どのように検討されているのかをまとめました。

明桜館、松陽、錦江湾の３校は、２０２３年４月から下校用のスクールバスが２便から１便に減らされています。

川内、武岡台、吹上、加世田、川辺の５つの高校は、２０２３年中、

または２０２４年度にスクールバスや通学に利用される路線バスの廃止が検討されています。

枕崎と加世田常潤の２校は、通学に利用される路線バスの減便、統合が検討されています。

人手不足が高校生の通学に影響を及ぼしつつあるということが明らかになったわけですが、

県内では鹿児島交通のほか、南国交通もスクールバスを運行していて、

南国交通も運転手不足の深刻化から将来的には廃止を検討する可能性があるとしています。

鹿児島テレビ

【関連記事】