生産量日本一の佐賀の「ハウスみかん」唐津市で大雨の被害

 

生産量日本一の佐賀の「ハウスみかん」唐津市で大雨の被害|NHK 佐賀県のニュース

 

今月の記録的な大雨による浸水などの影響で、佐賀県唐津市では生産量日本一の「ハウスみかん」に被害が出ています。

「ハウスみかん」はハウスで加温して栽培し、夏場に出荷する温州みかんで、佐賀県が生産量日本一ですが、今月の記録的な大雨でハウスが水に浸かったり、土砂が流れ込んだりする被害を受けました。

唐津市浜玉町の大場博紀さんのハウスみかん園では、近くの玉島川が越水するなどして最大1メートルほどの高さまで水につかったということです。

収穫時期を迎えたみかんは、泥水につかった影響で腐ってしまっていました。

直接、水につからなかったみかんも品質が悪くなるため、多くのみかんを廃棄したり、安く出荷したりすることになって、今シーズンは赤字になる見通しだということです。

大場博紀さんは「当時、ハウスを見に来たら浸水していて、もうダメだと思った。選果をしっかりと行い、せめて残った品質のいいものを市場に出すことで信頼を失わないようにしたい」と話していました。