島根県 断続的に非常に激しい雨 災害に厳重な警戒を
島根県 断続的に非常に激しい雨 災害に厳重な警戒を|NHK 島根県のニュース
配信より
前線の活動が活発になり、島根県東部では8日朝、
「線状降水帯」が発生するなど、県内全域で、激しい雨が断続的に降っています。
気象台は、命に危険が及ぶ土砂災害や洪水が発生する危険性が高まっているとして、
厳重に警戒するとともに安全を確保するよう呼びかけています。
松江地方気象台によりますと、山陰沖に停滞する梅雨前線に向かって、
暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になっているため、県内では、激しい雨が断続的に降っています。
気象台は、午前7時39分、島根県東部で「線状降水帯」が発生し、
非常に激しい雨が同じ場所に降り続いているとして、「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。
この時間は、県西部を中心に雨が強まっているところがあり、午後6時までの1時間に降った雨の量は、
▼大田市で11.5ミリ、
▼邑南町淀原で11ミリ、
▼江津市と川本町で9.5ミリなどとなっています。
隠岐空港では、午後4時24分までの1時間に46.5ミリの雨が降り、
7月の観測史上最も多くなりました。
また、降り始めから8日午後6時までに降った雨の量は、
▼松江市鹿島で224ミリ、
▼隠岐の海士で176ミリ、
▼出雲空港で175ミリ、
▼隠岐空港で170ミリ、
▼松江市で164.5ミリ、
▼隠岐の島町で164ミリとなっています。
これまでに、
▼松江市、▼出雲市、▼大田市、
▼西ノ島町、▼隠岐の島町、▼知夫村の6つの自治体に「避難指示」が出されています。
また、これまでの雨で、▼松江市、▼出雲市、▼大田市、▼雲南市、
▼西ノ島町、▼隠岐の島町、▼知夫村では、土砂災害の危険性が非常に高まり、
「土砂災害警戒情報」が発表されています。
8日1時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▼東部と西部で40ミリ、
▼隠岐で30ミリと予想されているほか、
9日1時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▼西部で40ミリ、
▼東部と隠岐で30ミリと予想されています。
また、9日午後6時までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▼東部と西部で150ミリ、
▼隠岐で120ミリと予想されているほか、
10日午後6時までの24時間に降る雨の量は、多いところで、
県内全域で50ミリから100ミリと予想されています。
気象台は、今後も、線状降水帯が発生するおそれがあるとして、
土砂災害に厳重に警戒するとともに低い土地の浸水、
川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。