島根県で線状降水帯発生 土砂災害などに厳重警戒 安全確保を

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島根県で線状降水帯発生 土砂災害などに厳重警戒 安全確保を | NHK | 気象

配信より

 

活発な前線の影響で、島根県では8日朝に「線状降水帯」が発生し、浸水被害や土砂崩れが相次いでいます。

中国地方や九州北部では激しい雨が降っていて、このあと北陸などでも断続的に激しい雨が降り土砂災害や川の氾濫の危険度が急激に高まるおそれもあります。自治体からの避難の情報や最新の気象情報を確認し、安全を確保するようにしてください。

 

気象庁によりますと、日本海から東日本を通り日本の東にのびる活発な前線の影響で、西日本から北日本の日本海側を中心に断続的に雨が強まっています。

この時間は、中国地方や九州北部に発達した雨雲が流れ込んでいて、午後2時までの1時間には
▽山口県が萩市に設置した雨量計で37ミリ
▽長崎県が壱岐市に設置した雨量計で30ミリ
のいずれも激しい雨を観測しました。

島根県では、8日朝「線状降水帯」が発生して非常に激しい雨が降り続き、土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

島根県の一部の地域では、浸水被害や土砂崩れが相次いでいて、自治体からの避難の情報や最新の気象情報をこまめに確認し安全を確保するようにしてください。

11日ごろにかけて西~北日本 大雨のおそれ

前線は本州付近に停滞して活動が活発な状態が続き、九州や中国地方、北陸などでは断続的に激しい雨が降って西日本から北日本にかけての広い範囲で来週火曜日・11日ごろにかけて大雨になる見込みです。

9日昼までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽九州北部と山口県で250ミリ
▽中国地方と東海で200ミリ
▽九州南部と関東甲信、北陸、新潟県で150ミリ
▽四国と近畿、東北で120ミリと予想されています。

また、10日昼までの24時間には
▽九州北部で100ミリから200ミリ
▽九州南部で100ミリから150ミリ
▽四国と中国地方、近畿、東海、関東甲信、新潟県、北陸で50ミリから100ミリ。

さらに11日の昼までの24時間に、
▽九州南部と九州北部、山口県、四国、東海、新潟県、北陸で50ミリから100ミリ、▽東北でおよそ50ミリ
の雨が降る見込みです。

九州や山口県では、これまでの大雨で地盤が緩んでいたり、川の堤防や護岸が損傷したりしているところがあるほか、北陸などふだん雨の少ない地域では、少しの雨でも土砂災害や川の氾濫などの災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。

気象庁は土砂災害に厳重に警戒するとともに低い土地の浸水や川の増水、氾濫に警戒し、落雷や突風にも十分注意するよう呼びかけています。夜の時間帯に雨が強まるおそれがあり、暗くなってからの避難は危険を伴うため、安全を確保したうえで、日中の明るいうちに早めに避難するよう心がけてください。

いつ警報級の大雨になる?

8日午前11時の時点で、警報級の大雨になる可能性がある時間帯は次のとおりです。

【九州南部】
8日夜から9日にかけて警報級の可能性があります。

【九州北部と山口県】
これから11日・火曜日にかけて警報級の可能性があり、特に、10日にかけて可能性が高くなっています。

【四国】
8日夜から10日にかけて警報級の可能性があります。

【中国地方】
これから10日にかけて警報級の可能性があり、特に、9日にかけて可能性が高くなっています。

【近畿】
これから10日にかけて警報級の可能性があります。

【東海】
これから10日にかけて警報級の可能性があり、特に、9日にかけて可能性が高くなっています。

【北陸】
これから11日・火曜日にかけて警報級の可能性があり、特に、9日にかけて可能性が高くなっています。

【新潟県】
これから11日・火曜日にかけて警報級の可能性があります。

【関東甲信】
これから10日にかけて警報級の可能性があります。

【東北】
これから11日・火曜日にかけて警報級の可能性があります。

気象庁によりますと、引き続き、11日・火曜日ごろにかけて前線が西日本から東北付近に停滞し、大雨となる見込みです。

特に、8日から9日にかけては、前線の活動が活発になり、九州北部や中国地方、北陸を中心に雨量がかなり多くなり、災害の危険度が高くなると予想されています。

土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や川の増水、氾濫に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、それに「ひょう」にも十分な注意が必要です。

新潟 佐渡市 県道で土砂崩れ けが人なし

佐渡市消防本部によりますと、8日午前10時半ごろ新潟県佐渡市和木の県道の山側の斜面で土砂崩れが発生しているとの通報がありました。

現場は海岸沿いを走る片側1車線の県道で、斜面が長さ30メートルほどの大きさで崩れ落ち倒木や土砂が一時2車線をふさぎました。

土砂崩れに巻き込まれた車や人はおらず、けが人はいないということです。

現場の近くに住む女性は「以前もこのあたりの斜面が崩れたことがあり、非常に危ないと思います」と話していました。

出雲市で線路と踏切が冠水

8日午前8時すぎ、島根県出雲市で視聴者が撮影した画像です。

市内を走るローカル鉄道、一畑電車の美談駅と大寺駅間の踏切を車で渡ろうとしたところ、茶色く濁った水が線路に流れ込み、冠水していたということです。

茶色く濁った水は近くの湯屋谷川の方から流れてきていたということです。

撮影した近くに住む10代の男性は、「この踏切はおととし7月の記録的大雨の際にも冠水した場所ですが、その時よりも水が速く流れていて流木の量も多いと感じました」と話していました。

出雲市の住宅20軒以上 浸水

島根県出雲市によりますと、8日午前11時までに市内の西郷町や国富町、それに大社町などで住宅20軒以上が水につかる被害が出ているということです。現在、市が詳しい状況を調べています。

出雲市で斜面から大量の水

8日午前8時ごろ、島根県出雲市塩津町で視聴者が撮影した映像です。道路脇の斜面から、茶色く濁った水が激しく流れ落ち、路面に広がる様子が確認できます。撮影した男性によりますと、斜面からは岩や木の枝なども落ちてきたということです。

男性は「仕事の帰りに車で走っていたら雨が非常に激しく降り、山からは滝のように大量の水が流れ出て、道路に岩や木の枝が流れ込んで驚きました。運転が不安になりました」と話していました。

出雲市の道路が冠水 茶色く濁った水

8日午前7時40分ごろ、島根県出雲市中野町で撮影された映像です。マンションの前の川が増水し、水路からあふれそうになっています。そして付近の道路が冠水し、水面を雨がたたきつけています。

撮影した男性は「朝から雨が降り続いていて、自宅前が冠水していたので、あぶないと思って撮りました。2年前に引っ越してきましたが、ここまで冠水するのは初めてです」と話していました。

「裏山から濁流が流れ込んでいる」と通報 出雲市

島根県出雲市によりますと、8日午前6時40分すぎ出雲市大社町修理免の住宅で「裏山から濁流が敷地内に流れ込んでいる」と消防に通報があったということです。

けが人などの情報は入っていないということで出雲市が詳しい状況を確認しています。

顕著な大雨に関する情報とは

「顕著な大雨に関する情報」は、発達した積乱雲が次々と連なる「線状降水帯」が発生し、非常に激しい雨が同じ場所に降り続いて土砂災害や洪水の危険性が急激に高まったときに発表されます。

「線状降水帯」は、2020年の7月豪雨や2018年の西日本豪雨など、これまでの豪雨災害で繰り返し確認され、予報を上回って短い時間で状況が悪化する危険性があります。

この情報が出た際は、自治体からの避難の情報に基づき、周囲の状況を確かめて早めの避難をするほか、すでに避難場所までの移動が危険な場合は、崖や沢から離れた近くの頑丈な建物に移動したり建物の2階以上など浸水しにくい高い場所に移動したりするなど、身の安全を確保することが重要です。

情報が発表される基準は、3時間の解析雨量が100ミリ以上になっている範囲が500平方キロメートル以上あることや、その領域の形状が「線状」であることなどと決められています。2023年から運用の基準が変更され、実際に発生が確認される前の予測の段階でも発表されることになっています。

間に合わないケースも

注意が必要なのは、この情報が発表された際、すでに外に出ることすら危険になっているおそれもあることです。

気象庁が過去の災害事例で検証したところ「顕著な大雨に関する情報」を発表する基準に達していない段階でも大きな被害が出ていた事例があるということです。また、情報が出ていない地域でも今後、雨雲が移動し、急激に状況が悪化するおそれもあります。

このため気象庁は、避難情報に直結はせず、危機感を高めてもらうための情報だとし、5段階で運用されている大雨警戒レベルでは「レベル4“相当以上”」だとしています。その上で、情報を待つことなく、気象庁のホームページで確認できる危険度分布や河川の水位情報などをもとに早めの避難を心がけてほしいと呼びかけています。

 

私のコメント :  令和5年7月8日、気象庁が過去の災害事例で検証したところ「顕著な大雨に関する情報」を発表する基準に達していない段階でも大きな被害が出ていた事例があるということです。また、情報が出ていない地域でも今後、雨雲が移動し、急激に状況が悪化するおそれもあります。

 

令和5年7月8日、島根県に線状降水帯が発生し、気象庁は、8日朝、「顕著な大雨に関する情報」発表しました。

 

令和5年7月7日、島根県 松江市 島根県 県庁 職員のもとに、私は、連絡を入れた。

 

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私のコメント : 令和5年7月8日、山口県内における 現在における、雨の降り方を観察していると、山陰・日本海側における その土砂災害、浸水害、河川の増水に、その十分な警戒が必要であるように思われます。最新の情報にも、注意をしてください。

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安倍氏一周忌法要に山口県知事参列へ
地域 山口

17:18(最終更新: 17:18)

安倍氏一周忌法要に山口県知事参列へ | 中国新聞デジタル (chugoku-np.co.jp) 配信より

https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/329074

「安倍元総理のご遺徳をしのび、これまでのご支援に感謝を申し上げたい」と参列について説明する村岡知事

山口県の村岡嗣政知事は7日、東京・増上寺で8日にある

安倍晋三元首相の一周忌法要に参列すると決めた。

同県は、県内各地で被害が出た1週間前に続き、

8日も大雨と予報される中での上京となる。

「リモートなどでも資料は見られる。必要な場合は指示をする」と報道陣に述べた。