天皇、皇后両陛下(6月4日)
天皇、皇后両陛下が17~23日にインドネシアを公式訪問されることが9日午前の閣議で決定された。
両陛下の国際親善を目的とした外国訪問は2019年5月の即位後初めて。
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同国政府から招待を受け、国賓として訪問される。
17日に出発し、19日に首都ジャカルタ近郊で歓迎式典やジョコ大統領夫妻との会見、昼食会に臨まれる。
同日夜には、太平洋戦争後も同国にとどまり、オランダとの独立戦争(1945~49年)を戦った元残留日本兵の子孫らと面会される。
天皇が元残留兵の子孫と現地で会うのは初めて。
20日には、独立戦争で犠牲となった兵士らが眠るカリバタ英雄墓地で供花される。
21~22日には天皇陛下が単独で古都ジョクジャカルタに移動し、郊外の世界遺産ボロブドゥール寺院を見学される。
皇后さまは体調を整えるため同行せず、ジャカルタにとどまられる。
首席随員として日本インドネシア協会会長の福田康夫元首相が同行する。
陛下の外国訪問中は皇嗣(こうし)の秋篠宮さまが国事行為の臨時代行を務められる。
天皇、皇后のインドネシア訪問は1991年10月の上皇ご夫妻以来、32年ぶり。
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