山口県 新型コロナ5類移行で宿泊療養施設など廃止
04月28日 11時53分、山口 NEWS WEB
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新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行するのを前に山口県は対策会議を開き、ホテルを活用した宿泊療養施設を廃止することなどを決めました。
新型コロナをめぐっては5月8日から感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行することから、県は28日、対策本部会議を開いて今後の対応を協議しました。
この中で、県は、軽症や無症状の感染者を把握する「自宅療養者フォローアップセンター」やホテルを活用した宿泊療養施設を廃止するほか、自宅で療養する感染者への食料の配送を終了することを決めました。
今後は新型コロナに感染しても経過観察などはなくなり、発熱や体調の変化があった場合、受診・相談センターが対応するということです。
一方、新型コロナの患者用の病床は今後、感染者の拡大に備えて、260床余りを引き続き確保するとしています。
村岡知事は「コロナ禍前の日常を取り戻す大きな一歩で、停滞した社会経済をいち早く取り戻していきたい。一方で、新型コロナがなくなった訳ではないので県が発信する情報も参考にしながら気をつけて過ごしてほしい」と述べました。