吉賀町六日市病院 病院存続へ別法人への委託など検討方針
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吉賀町六日市病院 病院存続へ別法人への委託など検討方針|NHK 島根県のニュース
長年の赤字経営によって存続の危機にある吉賀町唯一の拠点病院・六日市病院について、病院存続のために公設民営化を目指している町は、現在の運営者の社会医療法人では「経営改善が見込めない」などとして、別の法人への委託や新しい法人の設立などを検討していく方針を明らかにしました。
六日市病院は、吉賀町で唯一の救急対応を担う拠点病院ですが、長年赤字経営が続いています。
町は病院を存続させるため、病院を町が所有して民間業者に運営を委託する「公設民営化」を目指して、現在の運営者の社会医療法人「石州会」と交渉を続けてきました。
こうした中、24日の町議会の全員協議会で岩本一巳町長は、石州会側が経営改善に向けてたてた目標をほぼ達成できていないことにふれ「石州会を委託先とすることを断念する」と述べました。
その上で、今後については「別の既存の法人への委託や町が主体となって新しい法人を設立するなどの方法を模索していきたい」と説明しました。
ただ、町は中山間地域の医療の現状を考えると別の法人が引き受けてくれる可能性は低いともみていますが、地域医療を守るため近隣の益田赤十字病院などとも連携して対応にあたりたいとしています。
一方、石州会は「町の決定を受け入れ、町民に影響がでないようにしたい」と話しています。
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【朝刊先読み!】3月末に閉校の専門学校、最後の卒業式
【朝刊先読み!】3月末に閉校の専門学校、最後の卒業式 | 山陰中央新報デジタル (sanin-chuo.co.jp)
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学びやを背に記念撮影する看護科の卒業生たち=島根県吉賀町真田、六日市医療技術専門学校
定員割れによる経営難で3月末に閉校する島根県吉賀町真田の六日市医療技術専門学校で4日、最後の卒業式があった。看護科の第23期生16人が学びやを巣立ち、出席者が地元の医療人材育成や確保に貢献してきた学校の閉校を惜しんだ。
新型コロナウイルスの影響で卒業生と職員のみ出席した。卒業生代表で答辞を述べた太田絵美さん(23)は「苦しいことがあっても仲間が励ましてくれ、それが一日一日を乗り越える力になった。形として無くなる母校のともしびを受け継ぎ、日々精進する」と誓った。
卒業生のうち11人は地元の六日市病院への就職が決まっている。中田佳代子副学校長(67)は「地域医療に貢献した学校の運営に携わった全ての方に感謝する」と話した。
同校は看護科(3年制)と介護福祉科(2年制)の2学科で、介護福祉科は昨年3月に最後の卒業生が巣立った。
(石倉俊直)
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六日市医療技術専門学校の校舎 吉賀町が譲り受け活用検討へ
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解体されることが決まっていた、吉賀町にある専門学校の校舎について、町が学校側から無償で譲り受け、活用を検討することになりました。
入学生の減少などでことし3月に閉校した、吉賀町にある「六日市医療技術専門学校」は、校舎の延べ床面積がおよそ5300平方メートルあり、町が、ことし2月に活用を希望する事業者を募集したものの応募はなく、解体されることが決まっていました。
その後、
▼校舎の活用を求めて町内外の1075人分の署名が町に提出されたことや、
▼複数の企業が活用に関心を示していることなどから、町は、学校側から校舎を無償で譲り受け、活用を検討することになりました。
町は、今後、住民などでつくる「地域再生推進法人」とともに活用方法を検討していくことにしています。
吉賀町企画課は、「今まで地域の医療に貢献してくれた学校の建物を、これからは違う使い方ではあるが町の活性化のために使っていきたい」としています。