奈良県 新年度予算案発表 一般会計総額5300億円余
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奈良県 新年度予算案発表 一般会計総額5300億円余|NHK 奈良県のニュース
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奈良県は一般会計の総額で5300億円あまりにのぼる新年度・令和5年度の当初予算案を発表しました。
県の発表によりますと、県の新年度予算案は一般会計の総額で5329億1900万円で、今年度と比べて、金額では173億円あまり、率では3.2%減りました。
これは、ことし4月に県知事選挙を控えていることから、継続中のプロジェクトを中心に予算を配分しているためで、予算規模は平成30年度以降、6年連続で5000億円を超えています。
主な事業としては、
▼リニア中央新幹線の「奈良市附近駅」の位置やルート、新駅と関西国際空港を電車で結ぶ接続線、新駅周辺のまちづくりに関する調査・検討費としてあわせて4500万円。
▼五條市に整備される紀伊半島エリアを広くカバーできる大規模な防災拠点の工事費などとして21億2500万円。
▼近鉄大和西大寺駅周辺の路線の高架化や、奈良線の移設などを具体的に検討するための費用として、1億2500万円。
▼「なら子育て応援団」への登録店舗で使える電子クーポンを発行したり、育児休業を取得した父親向けにさらにサービスを手厚くした優待パスポートを発行したりする事業として3億円。
▼南部・東部地域の振興策として奥大和地域のくらしを体感する移住体験プログラムや総合情報発信サイトの構築などに2億2500万円あまり。
▼2025年の大阪・関西万博などに向けて、海外からの観光客を呼び込むプロモーション事業の強化や、外国人向けの新たな体験型観光やイベントなどを実施する費用として、あわせて5000万円あまりなどが盛り込まれています。
新年度予算案は、2月17日に開会する2月県議会に提出されます。
【荒井知事会見】
新年度予算案について荒井知事は会見で「現在進行中のプロジェクトについて具体的なスケジュールが見えてきた。大きな波が来ていることは確かで奈良の発展に勢いをつけるよう願って予算を編成した」と述べました。