【解説】巨大地震の発生に注意を呼びかける「後発地震注意情報」日本海溝・千島海溝沿いでの巨大地震の可能性とは…
日テレNEWS配信より
【解説】巨大地震の発生に注意を呼びかける「後発地震注意情報」日本海溝・千島海溝沿いでの巨大地震の可能性とは…(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース
■対象地域は7道県182市町村
後発地震注意情報の対象地域は北海道から千葉県までの太平洋側を中心とした7道県182市町村です。マグニチュード9クラスの最大規模の地震が起きた場合に震度6弱以上、3メートル以上の津波が想定される地域です。 また震源の位置や地震の規模にかかわらず、後発地震注意情報が発表された場合は、これらすべての地域が対象です。 仮に日本海溝・千島海溝で巨大地震が発生した場合、津波による被害が甚大となります。国の想定による冬の深夜、積雪が多い厳しい状況では死者数は最悪の場合 ▼日本海溝地震で約19万9千人 ▼千島海溝地震で約10万人 となっています。
■南海トラフ巨大地震の臨時情報では「事前避難が必要」
今後30年以内に高い確率で発生が予想されている南海トラフ巨大地震はマグニチュード8以上の地震が発生して、別の新たな巨大地震が発生する可能性が平常時に比べて高まったと専門家などにより評価されると『巨大地震警戒』という臨時情報が出され、一部地域の住民に対して安全な場所に事前に避難してくださいと呼びかけられます。
■後発地震注意情報は「事前避難は求めない」
一方で、後発地震注意情報は後発地震が必ず高い確率で発生するわけではなく対象地域の住民は事前の避難は必要ありません。ただし、情報が発表されてから1週間程度は、日常生活をしながらも、その後の大きな地震に備えて津波が発生した場合に、すぐに避難できるよう備えておくことなどが求められます。 たとえば、 ▽夜寝る時は、すぐに逃げられる服装で寝る ▽避難に時間がかかる子どもや高齢者と、同じ部屋で寝る ▽避難グッズを枕元置いておく ▽冬の場合は「防寒具」なども準備。大雪と、厳しい寒さに対応できるような備えが必要です。
■“予知情報”ではない 前触れで少しでも被害軽減を
前触れで少しでも被害軽減を現在の技術では地震予知は出来ませんし、この後発地震情報も地震の予知情報ではありません。情報が出たからといって必ず地震が起きるわけではありませんが地震は突然起こるということを忘れず被害を少しでも軽減させるために、この情報を活用するといいかもしれません。
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