子どものおもちゃは消毒を RSウイルスが増加傾向 九州で突出
毎日新聞 2021/4/7 09:06(最終更新 4/7 09:06) 有料記事 695文字
子どものおもちゃは消毒を RSウイルスが増加傾向 九州で突出 | 毎日新聞 (mainichi.jp)
配信より
RSウイルスの電子顕微鏡画像。右下の横棒の長さは200ナノメートル(ナノは10億分の1)=国立感染症研究所提供
乳幼児に多い呼吸器疾患「RSウイルス感染症」の患者が増加傾向になっている。
特に佐賀県や宮崎県など九州地方では例年より突出して多い。
重症化すると気管支炎や肺炎になる恐れもある。
各自治体は、呼吸器症状がある人は子どもと接する際にはマスクを着用し、
子どもが使うおもちゃは消毒するよう呼びかけている。
RSウイルスは、感染すると発熱、鼻水、せきなどの症状が出る。
年齢に関係なく感染するが、乳幼児が感染して重症化すると、気管支炎や肺炎になる危険性が高いとされる。
ワクチンや有効な抗ウイルス薬はない。
国立感染症研究所によると、全国約3000の小児科定点医療機関が報告した直近1週間(3月22~28日)の小児患者数は2174人、1医療機関あたりの患者数は0・69人で1月中旬以降増加傾向が続いている。
2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で、乳幼児が集団生活を送る機会の減少などによって、RSウイルスの報告も激減。
緊急事態宣言が出た春以降、1医療機関あたりの患者数は0・1人を下回る週がほとんどだ、・・・