秋篠宮ご夫妻、ブループラネット賞表彰式にご臨席

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秋篠宮ご夫妻は5日、東京都内で、地球環境問題の解決に貢献した人や組織を顕彰する「ブループラネット賞」の表彰式に臨席された。 

 

今年の受賞者は、環境保全や持続可能な開発を柱とする国民総幸福量(GNH)を提唱したブータンのジグミ・シンゲ・ワンチュク前国王と、湖の生態系を研究する米ウィスコンシン大のスティーブン・カーペンター名誉教授。

 

秋篠宮さまはお言葉で「並外れた先見性と卓越した行動力により、長年にわたり人々のとるべき道筋を示してこられたことは、たいへん意義深い」とたたえられた。 

 

ブータンからは、ソナム・デチェン・ワンチュク王女が前国王の名代として出席。新型コロナウイルス禍で式典が行われなかった昨年と一昨年の受賞者も招かれた。

 

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岸田首相が最悪タイミングで“親バカ人事” 政務秘書官に31歳長男抜擢で透ける官邸の機能不全

日刊ゲンダイDIGITAL配信より

 

岸田首相が最悪タイミングで“親バカ人事” 政務秘書官に31歳長男抜擢で透ける官邸の機能不全(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース

 

父に付き従う翔太郎氏(岸田首相=右)/(C)日刊ゲンダイ

 

「4代目」の襲名披露だ。  

 

岸田首相が4日、長男の岸田翔太郎氏(31)を政務担当の首相秘書官に起用する人事を発令した。

 

  【写真】安倍元首相の後継候補として注目が集まる甥の岸信千世氏  

 

翔太郎氏は慶大法学部を卒業後、三井物産勤務を経て2年前から岸田事務所の公設秘書。

 

これまで首相秘書官を務めていた山本高義氏が事務所に戻る入れ替わり人事だ。 

 

 松野官房長官は4日の会見で「人事は本人の人格、識見を踏まえ、適材適所の考え方で行っている」と説明したが、なぜ、このタイミングなのか。

 

翔太郎氏が優秀な人物だとしても、安倍元首相の国葬を強行して支持率が下落している時に家族を抜擢すれば、「身びいき」と批判を浴びることは避けられない。

 

 「4日で岸田政権発足から丸1年の節目に合わせた人事ですが、公私混同と見られる可能性はある。

 

世論は政治家の世襲にも厳しいからね。ゆくゆくは継がせるつもりで、若いうちから経験を積ませたい親心だとしても、批判される材料を増やすだけです。

 

少なくとも、いま国民生活が大変な時にやるべきことではないでしょう。

 

政治の私物化と批判されて支持率がますます下がるようなことになれば、ただの親バカ人事です。

 

空気が読めないというか、あまりに政治センスが乏しいと言わざるを得ない」

(自民党閣僚経験者)

 

 ■大河ドラマの影響も?  NHKの大河ドラマの影響を指摘する声もある。 

 

「総理は毎週欠かさず『鎌倉殿の13人』を見ていて、今年の夏休みに家族で伊豆に旅行し、『鎌倉殿』ゆかりの地を記念撮影して回ったほどのファン。

 

2日放映の回で主人公の北条義時が『そばで父の覚悟を見ておれ』と息子に言ったシーンに触発されたのでは?」

(自民党中堅議員)  

 

ちょうど臨時国会が始まったタイミングでもあり、物価高や旧統一教会との関係などの難題を抱えて臨時国会を乗り切るためのメディア向け戦略という見方も出ている。常に首相に寄り添う政務秘書官は広報役も担っているためだ。 

 

「前任の山本秘書官は横柄な態度で知られ、政治部記者からの評判が非常に悪かった。一方の翔太郎氏は快活で人あたりがいいイケメンです。メディアの追及を和らげる狙いで起用したとみられています」

(大手メディアの官邸担当記者)  

 

岸田首相自身、3世議員で30歳になる年に日本長期信用銀行を辞めて父・文武の秘書になった。自民党議員が後継親族を大臣秘書官に起用する例は少なくないが、首相秘書官は重責だ。  

 

現在、岸田首相の秘書官は8人いるが、政務秘書官は“筆頭”扱いで、安倍元首相の今井尚哉秘書官が「陰の総理」と呼ばれたように、閣僚以上の影響力を持つこともある。 

 

「山本秘書官は調整力がなく、他の秘書官との意思疎通がうまく取れていなかったと聞きます。政権運営が厳しい局面になり、交代させざるを得なかったのでしょう。山本氏に代わって身近に置くなら、信頼できる長男という判断をした。しかし、まだ若い翔太郎氏が年長でエリート官僚ばかりの秘書官を束ねることは難しい。国民の批判も予測できたはずです。周囲に止める人はいなかったのか。臨時国会の段取りもメチャクチャで、官邸全体が機能不全に陥っているように見えます」

(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)  

 

長男抜擢は、政権の終わりを予感した岸田首相の「最後のワガママ」だとしたら、ちょっと切ない。

 

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