自民党の萩生田光一政調会長(沢田大典撮影)
自民党の萩生田光一政調会長は2日のNHK番組で、
党所属国会議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係について
「結果として教団の信頼を高めることに寄与してしまったのではないかと反省している」と述べた。
【表でみる】旧統一教会と関わりが明らかになった主な政治家
野党などが求めている安倍晋三元首相の調査については「安倍氏は亡くなっており、反論の機会がない。
事実関係を正しく調査するのは限界がある」と述べ、否定的な考えを示した。
党を離れている細田博之衆院議長については「必要があれば説明を深めていく」と述べた。
同じ番組に出演した立憲民主党の長妻昭政調会長や共産党の田村智子政策委員長らは
3日召集の臨時国会で政府・与党を徹底追及する姿勢を示した。
物価高騰や円安に対応する経済対策、防衛力強化などについても議論があった。
萩生田氏は電気代について
「家庭で2割上がっている。少なくともこの半分ぐらいまでは戻していく必要がある」と強調。
訪日外国人観光客(インバウンド)や海外に流出した企業の国内回帰といった
円安のメリットを取り込む政策の必要性にも言及した。
萩生田氏は防衛力については「日本の安全保障を考えれば、
この避けてはならない議論を国民の前できちんとやっていくことが必要だ」と述べ、
国会で議論する考えを示した。
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