国葬参列6千人の想定大きく下回る 割れる世論、相次ぐ野党の欠席
北海道新聞配信より
国葬参列6千人の想定大きく下回る 割れる世論、相次ぐ野党の欠席(北海道新聞) - Yahoo!ニュース
27日に行われる安倍晋三元首相の国葬の参列者は22日時点で4300人程度と、最大6千人程度としていた想定を大きく下回る見通しだ。
世論の賛否が割れていることが影響している可能性がある。
松野博一官房長官は「説明を尽くしたい」とするが、国葬実施が目前に迫る中で説明の機会は限られ、批判が収まる兆しはみえない。
戦後の首相経験者で唯一国葬が行われた1967年の吉田茂元首相の場合は、東京・日本武道館で約6千人が参列。
今回も同じ会場で、政府は同規模の参列者を想定し、国内だけで約6千人程度に案内状を送付していた。
ところが、22日時点で確定した国内の参列者は案内状を送付した6割の約3600人。特に元職を含む国会議員は、送付者の約4割にとどまる。国葬実施に反対する立憲民主党の執行部や、共産党、社民党などが欠席を表明していることが影響しているとみられる。
首相は国葬について「説明が不十分との批判もいただいている」として、8日に衆参両院の閉会中審査に出席。
ただ、国葬実施については、安倍氏の首相在任期間が憲政史上最長だったことなどを挙げ「判断は適切だった」と強調。
記者会見などでの説明を繰り返した。
北海道新聞
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