「平和の鐘」で犠牲者追悼 23日、慰霊の日―沖縄
2022年06月22日21時00分、時事通信 配信より
「平和の鐘」で犠牲者追悼 23日、慰霊の日―沖縄:時事ドットコム (jiji.com)
配信より
沖縄は23日、太平洋戦争末期の地上戦の犠牲者を追悼する「慰霊の日」を迎える。
最後の激戦地となった沖縄県糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂では22日午後、「前夜祭」が催された。
参列者は「平和の鐘」に合わせ、犠牲者に黙とうをささげた。
〔写真特集〕戦争の記憶~沖縄戦
新型コロナウイルス感染防止のため、規模を縮小した。
主催した公益財団法人沖縄協会の清水治会長(68)は「現在の生活が幾多の尊い犠牲の上に築かれたことを決して忘れず、戦争への反省と世界平和への決意を新たにし、全世界の人々に恒久平和の実現を訴え続けていくことを誓う」と述べた。
県遺族連合会副会長の瑞慶山良祐さん(79)は、陸軍に召集された父を沖縄戦で失った。
遺骨も見つからない父を思い、同会の活動を続けてきた。
式典後、「遺族たちは高齢化で少なくなった。元気なうちに思いを遂げられるよう、規模の縮小は今年限りにしてほしい」と話した。