KRY山口放送
山口市は、現在整備を進めている新しい本庁舎の区域内で、活断層の有無を再度評価するため、６月上旬からボーリング調査を始めることになった。
これは２５日の定例記者会見で山口市の伊藤市長が明らかにしたもの。
山口市は、現在の庁舎がある場所と隣接する立体駐車場に新しい庁舎の建て替えを計画していて、６月上旬から始めるボーリング調査はこの区域内の３カ所で行われる。
市は２０１９年に予定地周辺で活断層の有無を調査していて、そのときは「繰り返し活動した活断層はない」と結論づけていた。
しかしことし３月、活断層の研究者らから「断層を再度、評価する必要がある」と指摘を受け、市は市民の不安を払拭するため、活断層の有無について再評価することを決めた。
山口市 伊藤和貴市長 「活断層の存在は認められないという報告を受けていたのが過去の経緯。そういった中で専門家の先生から指摘や意義があったということで、それに対して応えていく必要があると議論した」
調査は委託を受けた山口大学が行い、市には８月末までにこれまでの調査も踏まえた結果の報告があるという。
また市では９月末までを目処に工事に係る業者の発注をすることにしていて、現時点では、「着工スケジュールに影響はない」と回答している。
最終更新:
