〔米雇用統計反響〕FRBのよりタカ派的方針受け入れられやすく=WFのブラード氏
3:00 時事通信 配信より
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ウェルズ・ファーゴ(WF)のエコノミスト、サム・ブラード氏=3月の米雇用統計は全般的に力強く、バランスの取れた内容だった。
非農業部門の就業者数は過去2カ月の修正により9万5000人が上乗せされ、失業率は低下、平均時給の伸びは前年同月比で再び拡大した。
1~3月期の雇用市場は堅調であり、ポジティブなモメンタムを4~6月期も維持すると見込まれる。
一方、ロシアによるウクライナ軍事侵攻をめぐる不透明感の中で、原油や穀物価格の高騰でインフレリスクが高まっている。
良好な雇用統計は、米連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な金融引き締めを正当化するものだが、労働市場の逼迫(ひっぱく)と賃金インフレへの警戒感を一段と強めることにもなる。
FRBが5月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを行うのは既定路線で、焦点は利上げ幅だ。現時点でわれわれの公式予想は25ベーシスポイント(bp)だが今後変更する可能性がある。
市場では、50bpを見込む向きが増え、さらに75bpの大幅利上げ観測も浮上してきた。
これはFRBのよりタカ派的な方針が市場に受け入れられやすくなっていることを示している。
次の注目材料は来週公表のFOMC議事要旨(3月開催分)。
総資産縮小と今後の利上げ方針について情報を得ることができるだろう。
(ニューヨーク時事)〈STAT〉〈FRB1〉
時事通信
最終更新:4/2(土) 3:00 時事通信
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