北朝鮮 弾道ミサイルの可能性があるもの EEZ外落下とみられる
北朝鮮 弾道ミサイルの可能性があるもの EEZ外落下とみられる | 北朝鮮 ミサイル | NHKニュース
配信より
政府はさきほど、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表しました。
防衛省関係者 “EEZ外に落下か”
防衛省は北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されたと午前8時58分に発表しました。
防衛省関係者によりますと、日本のEEZ=排他的経済水域の外側の日本海にすでに落下したとみられるということです。
防衛省は詳しい落下地点などについて引き続き情報の収集と分析を進めています。
政府 官邸対策室に緊急参集チームを招集
政府は、総理大臣官邸の危機管理センターに設置している官邸対策室に関係省庁の担当者をメンバーとする緊急参集チームを招集し、情報の収集と被害の確認などにあたっています。
韓国軍合同参謀本部 “日本海に向けて飛しょう体を発射”
韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が日本海に向けて飛しょう体を発射したと先ほど、明らかにしました。
韓国軍はアメリカ軍とともに詳しい情報の収集や分析を急いでいます。
北朝鮮による発射は、ことしに入ってこれで9回目となります。
ことしの1月5日と11日には、弾道ミサイルと推定される飛しょう体を1発ずつ発射し、それぞれ翌日には極超音速ミサイルの発射実験を行ったと発表しています。
その後、1月中に3回にわたって、短距離弾道ミサイルと推定される飛しょう体を2発ずつ発射したほか、25日には巡航ミサイルを発射しています。
さらに、1月30日には中距離弾道ミサイル「火星12型」を、通常より角度をつけて高く打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射しました。
2月には、後ろ盾となっている中国の北京でオリンピックが開かれている間は発射をしませんでしたが、大会閉幕後の27日に、首都ピョンヤン郊外から弾道ミサイル1発を発射しました。
北朝鮮は翌日、偵察衛星の開発のための重要な実験を行ったと発表しました。
岸防衛相 予定取りやめ防衛省へ
岸防衛大臣は、埼玉県所沢市にある防衛医科大学校の卒業式に出席する予定でしたが、急きょ取りやめ、市ヶ谷の防衛省に向かっています。
防衛省は情報収集を続けており、岸大臣が到着次第、幹部会議を開いて情報の集約や分析などを行うことにしています。